ハロウィンの翌日、11月1日はメキシコの死者の日。

日本でいうお盆のような感じで、オフレンダと呼ばれる祭壇に故人の写真をおき、マリーゴールドが敷き詰められる。そしてお墓に家族が集まってご馳走を供えたりする風習は、ディズニー映画の「Coco」などで取り上げられて、最近はよく知られるようになった。

 

 

今晩、娘と私は、サンディエゴのオールドタウンに、夜の散歩に出かけた。

何人もの人が、骸骨のメイクアップをして歩いていて、レストランも、骸骨が飾り付けられて賑わっていた。

 

 

生バンドの陽気なラテン音楽の演奏で人々は踊り、陽気で不気味で楽しい夜をエンジョイしている。レストランの列に並ぼうとしたら、1時間待ちとのことなので、諦めて、お土産物屋さんを覗いたりして、夜の街をぶらついた。

 

 

この間、昼間来た時とは違って、オールドタウンの夜の怪しげな雰囲気もいいものだ。

暗い中を、真っ黒いドレスに、赤い花を頭に飾った、骸骨の化粧をした女性や粋な帽子を被った骸骨の男性が通り過ぎてゆく。

 

どんな化粧かというと、こんな感じ。

これは、私が昨日ハロウィンのキャンディーを配るときにしたメイク。

本当は、もっと怖い感じになるはずなのだけれど、なんか、全然怖くなくて、死の貴婦人カトリーナというよりは、オバケのQ太郎?

 

でも、、、この化粧が思いの外、楽しかったので、来年は髪飾りやドレスなども用意して、もう少し本格的にやりたい。

 

とにかく。こんな白塗りのガイコツメイク(もう少し怖め)の男女が、夜のオールドタウンを歩いているのは、不気味で、でも少し艶かしく、もし、私が子供だったら、きっと忘れられない光景になるのではないかと想像してしまう。

 

 

そういえば、オールドタウンには幽霊が出ると言われている有名な建物がいくつかあり

なんとなく、夜の空気は、ここでは粘り気を帯びたような感じがある。

昔と今と、向こう側とこちら側の境があやふやになる場所がここにはあるのかもしれない。

などと、つい考えてしまったりする夜だった。