ヒースロー ターミナル5から | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

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2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

長い一日だった。

パーカーズピースにある空港行きのバス乗り場に行ったのが朝5時半。

バスで3時間かけて、ケンブリッジからヒースローのターミナル5に着くと、今度は飛行機の出発まで4時間待ち。そのあと8時間かけて、シカゴへ。シカゴでの乗り換えに2時間以上かかり、今度は4時間かけてサンディエゴへ、、、。

 

National Expressというのは、空港へのバスなのだけれど、これはとても快適。

ケンブリッジからヒースロー空港への金額は£23だった。

 

ターミナル5は、建築家のリチャード・ロジャースが手がけた。

リチャード・ロジャースはパリのポンピドゥーセンターやロンドンのロイズビルディングを手がけた

ハイテック建築家で、このターミナル5も、建物の骨組みの巨大な関節部分がさらけだされているところが迫力があり、むき出しのエレベーターも、かっこいい。

 

 

さて、空港で4時間の待ち時間があったので、お店を覗いてウロウロしてみる。

Harrod'sの店があり、バッグなどの小物が充実していて素敵だった。

普通のお土産屋さんも、イギリスらしさがあって、可愛いものが沢山。

 

 

ビッグベンや、郵便ポストの缶に入ったお菓子だとか

 

 

電話ボックスにダブルデッカーも。

 

 

Fortnum& Masonのコーナーは、ミント色のパッケージがオシャレ。

 

朝から、おにぎり1つしか食べていなかったので、お腹が空いてきた。

よく見かけていたけれど、試したことのなかった Itsu という店にうどんがあったので

ベジ餃子うどん。というのを注文してみた。

店のメニューを見ると、うどんだとか、餃子だとか、美味しそう、、、。

 

 

蓋を開けると、ギョギョッ!!!

 

 

枝豆、グリーンピース、カボチャの種、ひまわりの種がギッシリ、、、。トッピングという域を超え2センチくらいの厚みでぎっしり。

餃子は、箸で掬った瞬間にモロッと崩れ、なんだかざらっとした細かく刻まれた何かが入っていたのだけれど、あれはなんだったのだろう。二つ目の餃子を食べる気には全くなれず、うどんへ。

 

見た目、美味しそう!

ところが、このうどん。なんとも言いようのない食感。ツルツル感もモチモチ感も、さらに

小麦粉感さへなく、さらには、なんか、苦くて変な匂いがする、、、。

このスープに何が入っているのかわからないのだけれど、苦くて、変な匂いがするのだ!

枝豆とグリーンピースをいつくか口に運び、この衝撃を和らげる。

千円くらい払ったし、食べ物を粗末にしたくないのだけれど、身体がこの食べ物を口にするのを拒否している。

こんなに食べ物に落胆したのは、Wagamama 以来かもしれない。

Wagamamaというのは、イギリスのチェーンレストランで、カツカレーやラーメンがメニューにあるのだけれど、私はカレーをここまで、食べられないと思ったのはここが初めてだった。醤油をかけても食べられなかった。

 

でも、他のイギリス人は喜んで食べているので、イギリス人の舌がちょっと、どうかしているという説を私も一瞬信じそうになったくらいだ。

 

ぜひ、他にイギリスに住んでいる人たちに、この、Itsuのうどんをどう思うか聞いてみたい。

 

まだお腹は空いているので、他の売店に行ってみた。2つだけ残った、中身がよくわからないサンドイッチがあった。多くの人が手に取り、眺めてから、棚に戻している。

結局、無難そうなグラノーラ入りのヨーグルトを買って、大きな空港の窓から見える大きな空を眺めながら、しみじみと食べた。

 

 

ブリティッシュエアウェイの、歯磨き粉のパッケージのようなマークを見ながら

これからの旅にすでに少々疲れを感じつつも、静かな興奮も感じる。

 

ヒースローからシカゴの空港までは、窓際の席で隣の2席は空席だったので、足を伸ばしたり寝そべったり、広々して快適だった。

 

機内食はこんな感じ。あえてノーコメント。

 

時間通りに降り立ったシカゴ。

イミグレーションの列が長くて、全然進まなくて、周りで乗り継ぎに間に合わないと心配する声があちこちから聞こえてきた。

1時間半くらい列に並んで、やっと終わって、シャトルでターミナルを移り、ここでもまたTSA の長い行列。ここでも人々が乗り継ぎに間に合わないので、先に 行かせて欲しいと訴えている。

空港で働く人も、利用客も、みんな、うんざりして、イライラしている空気。

乗り継ぎ時間が2時間半あったので、シカゴで何か食べようと思っていたのだけれど、結局ギリギリでマクドナルドに寄る時間もなく、通り道の売店で大急ぎで、またヨーグルトを購入。

 

国内線は、ギュウギュウの満席。

少しお金を払って、窓際の席にしたのだけれど、真ん中の人が身長2メートルはありそうな超マッチョな男性で、私は窓側にひっついて、変な格好のまま4時間を過ごしたので、腰がどうにかなりそうだった。

でも、高い空の上から見る空や雲は、いつでも神々しい美しさで、見ていて飽きない。

 

 

そして、やっと、サンディエゴ。リンドバーグフィールドに到着。

この空港が私は心がウキウキするくらい大好き。

空港内のアートの展示が、いつも、とても斬新だし、明るくて気持ちがいい気に満ちた場所なのだ。

 

 

 

スーツケースをピックアップして、外に出ると、椰子の木。

空気が少ししっとりしているものの、ふんわりと暖かくて、自然と心もふわっとしてくる。

 

 

娘が車で迎えに来てくれて、途中ストリートタコスをフードトラックで買って帰った。

ただいま。サンディエゴ。

長い1日だった。