玉子焼き | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

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2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

玉子焼きを上手に作れるようになりたい。

綺麗な形であるのは、勿論のこと。美味しい、これぞ、私の玉子焼というのを作れるようになりたい。

 

先日、ハイキングの際、おにぎりと共にご馳走になった玉子焼きは、甘い関東の卵焼きだった。

今日、友達が仲間とお弁当を食べている写真をフェースブックに載せていたのだけれど

それぞれのお弁当には、どれも黄色いふっくらとした玉子焼きが入っていて、とても美味しそうだった。

 

学生の頃に母が作ってくれた玉子焼きには、海苔やほうれん草、チーズが一緒に巻いてある、塩味の効いたものだった。どちらかというとオムレツに近かったのかもしれない。

若い時には、なんの感慨も意見もなかった玉子焼きだけれど、気がつくと、すごく好きな食べ物になっていた。

 

まず、お寿司屋さんの、ひんやりと冷たくて、舌触りが滑らかで、甘い玉子焼き。

あれは、私にとって、ご馳走。

 

それから、フワフワの、関西のだし巻き玉子。

京都でだし巻き玉子を初めて食べた時の感動を私は今でも覚えている。

あの柔らかさと、だしの味が優しい玉子焼きは、衝撃だった。

宿泊先でも、朝、美味しい柔らかいだし巻きが出てきたし、昼は錦市場で玉子焼きとハモを買って、鴨川の岸辺に座って食べた。

今も、京都に行ったら夜の酒の肴に、だし巻きは外せない。

 

どちらも、よく調べて、丁寧に作れば家で出来なくもないのだろうけれど、あれは、プロに作って食べさせてもらいたい食べ物だ。

 

そこで、私が作りたいのは、お弁当に入っているような、ちょっとだけしょっぱくて甘いみたいな玉子焼き。

普通の家のお母さんが、お弁当用に作るような玉子焼き。

時間がないから、火力がちょっと強くて、砂糖が入っているから表面が少し茶色く焼けてたりしてもいい。そして、少し甘い匂いがするやつ。

急いでさっさと巻いてゆくので、意外と中はトロンとした食感だったりして、、、。

 

10人くらいの人に、それぞれに玉子焼きを持ち寄ってもらって、玉子焼き試食会をしてみたいくらいだ。

奇をてらったやつじゃなくて、ごくごく普通の素朴な玉子焼き。

でも、おにぎりと同じで、絶対に、え?こんな味なの?とか、こんな柔らかさ?とか驚きがあるはずだと思うのだ。

 

これぞ!という優しくて美味しい玉子焼きをご馳走してくれる人がいないかな〜。