サンディエゴからロンドンへの直行便がキャンセルになったのが、3月の後半のこと。
状況が安定するまで、サンディエゴにいようとノンビリしていたところ、夫からいい加減帰ってこいとの電話。
息子も英国に残してきていることだし、そろそろ帰るかと、重い腰をあげた。
ブリティッシュエアウェイに電話をするも、なかなか繋がらない。
やっと繋がったら、なんだか、とても失礼で高飛車なお姉さんだった。
まず、予定していた便がキャンセルになり、その分の変更の予約を入れたいということ。往復の旅の半分をもうしているので、旅行金額のバウチャーが発行される代わりに変更の予約を入れるようにとのメールをもらっているということを何度も言わなくちゃいけなかった。
そういう場合バウチャーを受け取っているはずです。と譲らなかったのだ。
そのうえ、今、この状況下で旅をするつもりか?
予約をしても、その便が飛ぶかはわからない。
と、念を押してくる。あなた、わかっている?今、コロナ下で普通の状況じゃないの。明日のことはわからないの。と、諭すような言い方をする。
さらには、国籍はどこかと聞いてきた。
私は、憤慨する代わりに冷静に、自分が英国に今居住していること。を伝え、アメリカの主要都市からロンドンへの便がキャンセルになっている状況が最近あるのかという質問をした。
また自分のレジデンスVISAに海外に長いこといると、差し障りがあるのではないかという危惧を、今帰る理由の一つとしてあげると「私は入国管理官ではないので。」と冷たく言った。
居住者なら、問題ないです。今、キャンセルになったということは聞いてません。
との答が帰ってきた。
航空業界で働く者であれば、ある程度の各国のvisaの知識はあるべきだとも思う。
自分の思い込みを押し付けずに、きちんと話を聞いて、きちんとした仕事をしてもらいたいものだ。
結局、いくつかの経路のオプションを聞き、家族と相談をして、翌日電話をかけ直すことにした。
さて、この英国への帰りの便は、滅多にない経験になりそうだ。