一人の時・・

寂しい時・・

心細い時・・

君の心を知りたくって・・
でも知るのがやっぱり怖くって

泣きそうな時・・

心の糸を辿りながら

指先でそっと辿ってみる・・

切れないように

壊れないようにと

静かに
微かに・・


君の心が見えなくって

どうしていいか解からなくって

瞳は冬の雨

ひたすら濡らす・・

ただ君を感じたくって

傍にいたくって

向き合いたくって


それも


我儘ですか?

見えない不安と向き合っているのが
辛くって思わず背中を向けたあの日・・


あの人の心を辿りながら・・

何とか日々

呼吸して

涙して・・

やっぱり愛されたくって

その一瞬一瞬の時を生きている


優しさと言う名の時に身を包まれて

今宵眠りにつきたい・・

例え目覚めなくても・・

少し先を歩く君の背中を見るのが好きだった。



そう・・


好きだと思ってた。


大きくって頼りがいがあって


ずっと見ていたいって思ったあの日は


もう・・遠い幻



本当は心と心で通じ合いたかった・・


もっと心で感じたかった

触れたかった



君の寝息を聴きながら


どこか寂しさに負けそうで


向けれた背中が


寂しくって・・


哀しくって・・



あの日から


自分の心に背中を向けた私



諦めにも似た想いに

負けそうになりながら・・



感情に蓋をした


あの時から・・


離れた心の隙間は


少しづつ大きくなって


心に大きな水たまり


瞳は雨降り


今、君はどうしてますか?


元気ですか?


笑ってますか?


忙しいですか?


そんな事も


もう聞く事も無いのかもしれないね。


時間はあの時のまま止まって


いまだ心のどこかにあって


時々思い出となって


私の心を揺らして濡らす


もう、忘れようと

どこかで思いながらも・・


あの時の背中が


まだ心にある・・

君がちょっとだけ落とした
優しさを手探りしなら拾い集めた・・

そして一つ一つを組合わせ

せつないパズルは

どうしても全てのピースが見つからなくて

未完成のまま

君の優しさは・・
今どこに落ちていますか?