じゅじゅちゃん基金にご協力をお願いします(長文です) | 浦安市の猫を売らない猫の店・保護猫カフェ『猫の館ME』

浦安市の猫を売らない猫の店・保護猫カフェ『猫の館ME』

「猫を売らない猫のお店」としてリニューアルした浦安市の保護猫カフェです。ぜひ遊びにいらしてくださいね。(喫茶営業はしておりません)

 

この秋、立て続けに卒業ラッシュで空いた枠に、入居を待っていた猫さん達がやってきました。

 

左から『ポプラ』『つくし』『モネ』(こちら正真正銘の三つ子)

 

『くり』と『ふく』(他猫のそら似)

 

そして、5ニャンに少し遅れて入居してきた、未だブログでも館のインスタグラムやFacebookでもご紹介していない白黒の推定きょうだい猫さんがいます。

 

二人を紹介するにあたり、館を応援してくださっている皆さんに、同時にご協力して欲しいことがあり、そのためにはじっくり記事を書く必要があるので、どうしても二人の紹介には時間が必要でした。

 

 

今日の主役はとってもかわいい白黒八割れの『じゅじゅ』ちゃん。

 

 

お話はまだ夏の暑い時期、8月に遡ります。

ある朝、館の敷地内で、白黒の猫さんが両足を引きずりながら、前足だけで辛そうに車の陰へ隠れようとしていました。その姿は、明らかに交通事故にあって轢かれた様子でした。

 

館の近くには仲良くしている浦安市地域猫愛護員のYさんがいます。外猫さん達に避妊・去勢手術をして、地域猫として見守っていく活動をしているかたで、素晴らしいことに町内会でもプレゼンをして、町の人たちに理解を示していただく活動を何年も地道にしていらっしゃるかたです。

 

浦安は都会のようで意外と田舎な面も未だ残っている町で、完全室内飼育推奨の時代ではありますが、まだまだ猫さんを出入り自由にさせている人も残っています。この白黒猫さんもそんな出入り自由猫のひとりかもしれないし、Yさん達が気にかけている地域猫かもしれません。

 

Yさんなら、この猫さんのことを知っているかもしれない。

 

そう考えた私たちはYさんに連絡を取って、この猫さんが誰かのお家のコかどうか確認をしました。

 

 

すると電話口で姿かたちを説明しただけで「じゅじゅちゃん?」と即答がありました。

Yさんが少し前にTNRをした猫さんだったのです。

 

じゅじゅちゃんは、助けようとすると不自由な体で車の下に入って行こうとして、お耳カットがよく見えなかったのですが、あとから見れば確かにカットされていました。

 

 

Yさんはじゅじゅちゃんを病院に運び、治療をしてもらいました。やはり交通事故に遭い骨盤骨折をしていて、手術になりました。

 

轢かれ方によっては、後ろ足が動かなくなるだけでなく、自排尿も出来ず、圧迫排尿が必要になることもあります。しばらく入院した後に、Yさんのお家で安静にしていたじゅじゅちゃん。事故で怖い思いをしたのでしょう。人懐っこくて甘えん坊だったはずなのに、おどおどして、そして自分に起きてしまったことを受け入れることにも、きっと戸惑っていたと思います。

 

 

じゅじゅちゃんは後ろ足に障害が残りましたが、不幸中の幸いで、自力でトイレにも行け、自分で排泄が出来るようになりました。

 

Yさんのお宅には、春に保護した3匹の若猫がいます。譲渡会にも参加しているのですが、なかなかご縁がつながらず現在に至っていますが、さらに。

 

じゅじゅちゃんを看病し始めてからのある日、地域猫愛護員のYさんのもとに「近所の植え込みで猫が倒れているらしいから、様子を見に行って欲しい」という連絡が入りました。Yさんは駆けつけてみると、またまた交通事故に会ったと思われる猫さんが倒れていて、通報した人は消えてしまい、見て見ぬふりが出来なかったYさんは、その猫さんのことも病院へ連れてゆき、またまた手術となりました。

 

今度の猫さんは残念ながら、自排尿も出来ず現在Yさんが慣れないながらも頑張って圧迫排尿をさせて現在に至っています。

 

館では、秋に珍しく続けて6頭の猫スタッフに家族ができ卒業していったところでした。今なら、受け入れ態勢を整えられる。私たちは館で話し合い、Yさんのお話も伺い、じゅじゅちゃんを館で引き取り家族を探すことに決めました。

 

そうして、じゅじゅちゃんは館に入居し、この広いサイズの一段ケージで暮らしてもらうことになりました。見覚えのあるかたも多いと思いますが、このワイド一段ケージは、7月にお星さまになったマイクが最後に数日だけ過ごしたケージです。

 

もうトイレへ行くための上り下りもつらくなっているマイクに、全て一段で済むようにと、善意の足長さまにいただいたケージです。

 

結局、マイクはこのケージが届くと、ほどなく館を去ってしまったのですが、優しいマイクが最後にじゅじゅちゃんのために残してくれた贈り物のケージがある、という偶然。このケージがあったから、私たちはじゅじゅちゃんを迎え入れることができると考えました。

 

最初は環境がまたがらりと変わって、戸惑っている表情でしたが、

 

人スタッフ達のたくさんの愛情に囲まれて、じゅじゅちゃんは本来の甘えん坊の一面をのぞかせるようになりました。

 

後ろ足、特に左後肢は動かないため引きずりながらの移動ですが、トイレもしっかり使えるし、本当に良い子です。

 

だんだん、表情も柔らかくなってきてました。

 

ナデナデが大好きなじゅじゅちゃん。人スタッフに甘えて来ます。

 

本当にかわいい猫さんです。

 

こんなに良い子なのだから、きっとじゅじゅちゃんを家族に迎えたい、と思ってくれる人がどこかに必ずいて、じゅじゅちゃんを迎えに来てくれる!私たちはそう信じています。

 

 

じゅじゅちゃんには一緒にお外時代を頑張ってきた、推定きょうだいがいます。

 

名前は八割れの『ハッチ』くん

 

ハッチくんもこれまた、人懐っこい性格で地域の人たちに愛されていました。

 

Yさんはこの地域の猫のことをよく知っていて、近辺で生まれた仔猫は誰が母猫かというあたりもつけられるほどです。そのYさんがおっしゃるには、ハッチくんとじゅじゅちゃんは少し大きくなった若猫くらいになって、二人そろって突然やって来て、この近辺に居ついたそうです。

 

おそらく母離れしたが、元いた地域では暮らせなくて、流れて来たのではないかと考えています。持ち前の愛くるしさで二人とも近所の人からは人気があり、可愛がってもらっていました。ある程度のところで避妊・去勢手術も受けていました。そんなハッチくん、ある日突然じゅじゅちゃんが姿を消し、淋しく思っていたでしょう。

 

 

じゅじゅちゃんが交通事故に会う前から、ハッチくんはお鼻の怪我がひどくなり、Yさんが動物病院でお薬をもらい熱心に治療をしていました。ハッチくん、怪我は治りハゲたお鼻にもうっすらと新しい毛が生えて来た頃に、じゅじゅちゃんが館に入居する話が持ち上がりまして、優しいYさんはとっても仲が良かったハッチくんも一緒に入居できないか?という相談をしてきました。

 

 

館の規約では、お外にいたコが直接入居することが出来ません。経過措置をとって医療行為を受けた後でないと入居できないため、じゅじゅちゃんの入居日を調整している間、預かりボランティアさんのお家でハッチくんは過ごしてもらうことになりました。

 

本来甘えん坊のハッチくんですから、保護はYさんの抱っこでキャリーIN。あまりにもすんなりと終わってしまい、そして3週間ちょっと預かりさんのお宅で過ごしてもらいました。

 

 

その間に傷のかさぶたも脱皮しかけ(笑)、こんなお顔のまま入居してきました。保護時と入居前、そして入居後も獣医師の先生に診ていただき、お外時代に治療はきちんと終わっていること、あとはかさぶたが取れ、毛が生えそろうようになるまでのケアを指示通りに行えば、毛は生えてくること、などの話を伺い、今はまだちょっと見てくれはぶーだけど、その分、あまりにも甘え上手の性格でカバーです。

 

 

ほらね?遠目だと鼻のハゲがわからず、かわいいお顔をしてるでしょう?目鼻立ちがじゅじゅにそっくりなんですよ。

 

休館日を中心にケージのお外に出る練習をしても、他の猫たちとも平和にやれるコです。

 

人のお膝がだーい好き。コレ、この定休日の写真。人スタッフのお膝でお昼寝しちゃうくらい、人慣ればっちりです。

 

ちなみに、このお休みにはじゅじゅちゃんもちょっとキャットルームをお散歩しました。

 

 

こんなかわいいきょうだい猫さん達ですから、私たちは精一杯、家族を探す努力をします。

 

じゅじゅちゃんは、Yさんや地域のかたの愛情をいっぱい受けて守られてきたからこそ、事故に遭ってもここまで回復することができました。

 

 

 

ところで、記事で簡単に「手術を受け」と書いていますが、Yさんはじゅじゅちゃんと、そしてまたまた事故に遭って倒れていた猫さんの手術代全てを一人で負担しています。私たち館がお金で助けられればいいのでしょうが、正直なところその協力が一番私たちが弱い点です。

 

なので、私たちは私たちに出来ることを考え、じゅじゅちゃんは館にいるほうが家族が見つかるチャンスが増えるのでは?そうすることでYさんのサポートをしようと決めました。

 

もどかしいのはじゅじゅちゃんを私たちが預かってもYさんが今回立て続けに猫さん達に支払った医療費はとてつもない額です。今後のことは私たちが私たちの仕組みの中でどうにかするとしても、これまでにかかった医療費〇十万円を少しでもYさんに戻せないものか考えました。

 

そして、ずうずうしくも皆さんにお願いをさせていただくのですが、今回、じゅじゅちゃんにこれまでかかった医療費をご寄附の形で少しでも集めて、Yさんにお届けしたいと思います。

 

 

題して「じゅじゅちゃん基金」です。

 

今回、じゅじゅちゃん基金としていただくお金は、確実にYさんにお届けします。基金への参加方法は次の3通りです。

 

1・館のカウンターで

2・ゆうちょや、銀行振込で

3・ネコンシェルジュMEの特設サイトで

 

皆さんのご支援しやすい方法で、ぜひご協力をお願いします。

 

 

1・館のカウンターで

館の受付でお申し出くださる場合は「じゅじゅちゃん基金」とおっしゃっていただければ、それは別会計できちんとわかるように致します。金額は任意です。じゅじゅちゃん基金に関しては、ポイントカードの対象外とさせていただきます。

 

2・ゆうちょや、銀行振込で

・ゆうちょや銀行振込の際には、じゅじゅちゃん基金とわかるように、どんな金額でもよいので最後の2ケタは22円としてください。

例)1万円くらいご寄附するよ!という場合は「10,022円」を

私は3000円くらい支援!という場合は「3022円」という具合です。

最後が22円のご支援金は、全てじゅじゅちゃん基金と判断して、Yさんにお届けします。

  ◆千葉銀行 新浦安支店(普)3530881

  ガッテリア株式会社 代表取締役 小倉 則子

 ◆ゆうちょ銀行

  ・ゆうちょ口座より送金の場合:記号 10530 番号 39424721   

  ・他行からの振込の場合:店名:〇五八(ゼロゴハチ)店番058、

  種目:普通、口座番号3942472 口座名 ガッテリア(カ

※大変恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担くださいますよう、お願い申し上げます。

 

 

3・ネコンシェルジュMEの特設サイトで

クレジットカード決済ができ、遠方からからの支援をという場合は、ネコンシェルジュMEをご利用ください。もちろんご近所の方でもOKですよ!

   肉球朱ネコンシェルジュMEのじゅじゅちゃん基金サイトはこちら

ひと口、1022円からお受けします。おひとり様何口でもご支援できますので、口数を選んで手続きをお願いいたします。

 

 

今、館は本当に人手不足で、ただでさえ人スタッフ一人ひとりの負担が大きいのに、じゅじゅちゃんを預かるという決断は無謀だったかもしれません。でもYさんがお金ではなく、じゅじゅちゃんを助けたいという思いから病院に連れて行ったように、私たちも館の敷地で倒れていたじゅじゅちゃんを「Yさんが手術したからよかったね」で終わりにするわけには行きませんでした。

 

 

 

館のホームページにも掲げているので、ご存知の方も多いと思いますが、私たちのミッションの中には「地域に貢献する」という宣言があります。私たちが活動しているこの場所は浦安です。この浦安でお店を構えている以上、地元を無視しての成長はあり得ません。次々に館には試練がやってきますが、一番大切な地元の皆さんとのかかわりを大切に考え行動することが正しいと考えています。

 

 

いつも皆さんに頼ってばかりで、申し訳ございません。ですがジュジュちゃんに家族が見つかって、館から晴れて卒業することが出来たら、今回皆さんに頼ることへの恩返しだと思っています。

 

どうかじゅじゅちゃんによい家族が見つかるよう、その活動を続けられるよう、そしてこういう弱い立場の猫さんたちを何も言わずに助けて頑張っているYさんの負担が少しでも楽になるよう、皆さんも応援していただけたら嬉しいです。

 

 

 

なお、じゅじゅちゃんのフォスタープラン契約に関しましては、じゅじゅちゃん入居からこれまでの間に、来館してくださったお客様がたより多数のお申し出がありましたので、フォスターファミリーを決定させていただいております。そのお気持ちを、どうかぜひ、じゅじゅちゃん基金へご支援賜りますようお願い申し上げます。

 

長文、お読みいただき、ありがとうございました。

 

★じゅじゅちゃん、頑張れ★

のクリックをお願いします

  ↓   ↓   ↓

 印にほんブログ村印