毎日、たくさんのお客様にご来館いただきどうもありがとうございニャス
おトクな回数券を購入いただき、リピーターになって下さっているお客様でもその全貌を目にすることは極めて稀だと言われているくろねこ・ミキティ（推定1歳＋＠）。
今日はそんなビビリっ娘、ミキティ物語をお送りしたいと思います。
私が初めてミキティと会ったのは、今年の2月22日（金）。ニャンニャンニャンの日でした。
当時勤めていた会社で仕事をしていると、ラウンジの物件契約を済ませたばかりだったオーナーから一本のメールが入りました。
「市内のホームレスさんがお世話をしていた黒猫一族を、地域猫愛護員が連携して一斉保護した。そのうち２頭を預かることになり、一頭が今日不妊手術から退院してきます。病院に同行してもらえないだろうか？」
断る理由などありません。二つ返事でOKし病院から移転前のオーナー自宅までの搬送にお供しました
この時搬送した猫がキューちゃん、ことキウイ君です。（キューちゃんのお話はまた改めて
）
ミキティは一足先に医療ケアを終えて、目隠しのブランケットで覆われたケージの奥で小さく固まっていました。声も出さずに、ひっそりと。
「これは相当なビビリさんだなぁ。人馴れまでなかなか時間がかかりそう」というのが第一印象でした。
数日後、ラウンジへお引っ越しするためにキャリーに入れる際、パニックになってしまい、おチッコをお漏らししてしまったミキティ（バラしちゃってゴメンね
）
ラウンジ入居後は通称「大奥」と呼んでいるお部屋にある備え付けの棚、そのまた一番奥がミキティの定位置でご飯はいつもデリバリーしていました。
撫でようと手を伸ばすと「ビクっ！」として体を固くして目を伏せるミキティ。
どうやったら人間は怖くない、ここが安心できる場所だ、とわかってもらえるのか？試行錯誤の日々が続きました。
それでも、少しずつミキティのペースで馴れてきたのでしょうか、ある日窓辺のベッドでお昼寝中にそっと撫でてあげるとミキティ自ら、私の手におでこをスリン！と押し付けてきたのです。
そして、目を瞑るとスヤスヤ～っと深いお昼寝に入っていきました。この時の感動は今でもよく覚えています。
思わずオフィスに戻りオーナーやほかのスタッフに「ミキティがスリンってしてくれた！」と報告をしたほどです
やがて、営業時間前や閉館後なら、ラウンジスペースに出てきてみんニャと遊べるようになり、そして少人数で静かなお客様限定ですが、全く見知らぬ方にも寄り添いナデナデしていただくことができるようになったのです。
ミキティは「ミキティタイム」でゆっくりのんびり進歩しているのですね。
最初からスリンスリンしてくれる猫さんはもちろん可愛い
抱っこもできて、お顔を近づけると「お鼻チュ～」なんてご挨拶してくれるとメロメロになってしまいます
でもね、心を許した人にだけ見せる本当の素顔。
この素顔に一度触れてしまうと、控えめでけなげなミキティを一生守ってくださるパパとママに見つけていただこうね！と思わずにはいられないのです
ずっとのお家にお引っ越ししたら、しばらくは恐がりさんモードでおっかなびっくりかくれんぼしちゃうかもしれません
けれども、ゆっくり仲良くなろう、時間はたっぷりあるからね♪と寄り添ってくださるおうちならきっとミキティは全幅の信頼を置いて甘えん坊さんになるはずです。
そんなミキティは、今日も大奥部屋の猫ベッドでスヤスヤお昼寝しています
ずっとのパパとママが「うちにおいで。一緒に暮らそう！」と迎えにきてくれる日を待ちわびながら
ボクの親戚ミキティちゃんをよろしくにゃ！ by キュー太郎（キウイ）
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