9月の三連休第一弾。最終日の今日は台風直撃か！
と警戒していましたがここ浦安ベイエリアは思ったほどでもなく、いまはお空も落ち着いています。
皆様はご無事でしたでしょうか？
さて、今日は9月14日に本当のご家族のもとへ卒業して行ったチャーミーのお話です。
チャーミーは福島のシェルターからジャム、キャプテンと一緒に館に受け入れた猫さんです。
他のふたりはお風邪を引いていて別室でケージ隔離する中、チャーミーだけは健康そのもの！
初日くらいは、と一応入ってもらったケージの中でひたすらベッドをフミフミする様子にスタッフは早くもノックダウン
けれども、館のやんちゃ黒猫軍団に圧倒されて集団生活はちょっぴり苦手な様子が伺えました。
そこで福島から搬送してくださったくろさんに頼み込み、館のニャンズ写真撮影をお願いしてとある募集サイトにUPしたのです。
それから約2ヵ月後、一通のメールが館のアドレスに届きました。
「今年の1月に大切な愛猫を亡くし、まだその悲しみから立ち直っていません。でも、可愛いチャーミーに会いに行きたいです」
短い文章でしたが、その悲しみの深さが容易に想像できるような複雑な気持ちがにじみ出ているメールでした。
そして、プレお見合い？というイレギュラーな形でチャーミーに会うためご夫妻が来館されました。今でも覚えています。それはとっても暑い日だったこと。
緊張した面持ちでラウンジスペースに入った奥様でしたが、猫スタッフを見て段々とその表情が柔らかくなっていく様子がよくわかりました。
チャーミーの得意技？「水待ち」を囲んでポツリポツリとお話を伺っていくうちに、メールから感じ取った複雑なお気持ちはやはりその通りだったのだと改めて実感したのです。
「愛猫が亡くなってからは、あえて猫を遠ざけていたのです」とのお話には胸が詰まる思いでした。
けれども、チャーミーの愛らしさやラウンジの猫たちに触れて封印していた気持ちが解けたのでしょうか？チャーミーを見つめるまなざしや「チャーミー」と語りかける声に深いやさしさがこもっていて
「きっとこのご縁は確かなものになる」と確信めいたものを感じたのです。
翌日、奥様から「チャーミーを家族に迎えたいと思っています」とご連絡をいただいたときのことは以前、facebookで綴ったとおりです。← ページさかのぼって探してみてください！
そして待ちに待ったお引越し当日は、大安吉日の快晴でした
チャーミーのために用意してくださったキャリーバックの入口を開けると、それまでお昼寝していたチャーミーは何を思ったのか、スーッと起き上がり、まっすぐ自らキャリーに入ったのです。
その場にいたスタッフもお客様も、みんなが驚いた瞬間でした
「チャーミーは、わかっている。本当のパパとママが自分を迎えに来たということを。ちゃんと知っていて、ずっと待っていたのだ」
遅かったニャン！待ちくたびれたニャ～、とでもいうように何の違和感もなくキャリーに収まるチャーミーを見て感極まってしまいました
お客様からいただいた沢山のプレゼントと先代猫のさくらちゃんへの供花を携えてチャーミーは館を卒業してゆきました。
ラッピングとお花はさくらちゃんにちなんで、ピンク色でコーディネートです
ずっとのおうちに到着すると、見晴らしの良い窓辺に大きなキャットタワーが用意されていました。
チャーミーのために新しく購入してくださったものです。
このタワーを購入することをママさんはさくらちゃんに報告したそうです
姿は見えなくとも、さくらちゃんの魂は大好きなおうちに宿っていると思います
シャムミックスでブルーアイのさくらちゃん。ニャンとチャーミーを上回る6kg級の大きな猫さん。
15年の猫生を沢山の愛情を受けて全うしました。
その日の夜にいただいたメールにはチャーミー改めちゃーみーのフミフミする動画が添付されていました
撮影をするパパさんとママさんがこの上ない愛情のこもった声で「ちゃーみー
」と呼びかけています。
その後に届いたメールでは「トイレもお風呂もついてきます。夜は一緒にお布団で寝ています」
ちゃーみー、良かったねぇ。本当に良かった！
これからはちゃーみーだけを見つめてくれるやさしいパパママとずーっと一緒です。
まんまるちゃーみーはみんにゃの愛をまんまるの体に一杯詰め込んで嫁いでゆきました。
ちゃーみーをお世話し、愛し、可愛がってくださった全ての皆様に感謝申し上げます。
どうもありがとうございました
さぁ、次に続く卒業ニャンコは誰かニャ～？？
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