(52) テレビドラマ「赤の大地と失われた花」 | 神戸エサレン Healing space La Ola 靑い草原 

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化学物質過敏症 心の情景 

映画のご紹介の前に、今朝の舞子浜ウォーキング 176/365。

 

雨が上がり、蒸し暑くなってきました。

もう波は穏やかになりました。

 

 

 

 

 

 

 

赤の大地と失われた花 」 The Lost Flowers of Alice Hart

 
第1話 ブラック・ファイア・オーキッド

 

 
監督 : グレンディン・アイヴィン    
原作    ホリー・リングランド『赤の大地と失われた花』
ジューン・ハート役:シガニー・ウィーヴァー
アリス・ハート役:アリシア・デブナム=ケアリー
幼いアリス・ハート役:アライラ・ブラウン
2023年公開
 
 
このドラマを観ると唯一友人だった彼女のことを思い出しました。
今回は友人のことを偲んで書いてみました。
 
少しネタバレになりますので、よろしければ読んで頂けると嬉しいです。
 
 
 
 
 
友人は両親から虐待を受けて育ちました。
お母さんはお父さんからも暴力を振るわれていました。
 
友人はお付き合いしていた彼からも暴力や異常な束縛を受けていました。
その彼もお母さんから虐待を受けていました。
 
それでも友人はその人たちが好きで、離れることが出来ませんでした。
 
私はそのことをずいぶん後になってから、あるふとした会話の瞬間に気が付きました。
 
「もしかして、彼から暴力を振われているの・・・?」
 
彼女はそう、とも、いいえ、とも言いませんでした。
 
友人は彼のマンションで同居していたのですが、実家に戻って養生するように私は勧めました。
というよりも半ば強制的でした。
彼女は両親の元に戻りましたが、その後すぐに癌だと分かり、たった2か月で亡くなりました。
 
私はお花を持って彼女の実家へ伺いました。
始めてお会いしたお母さんの目は怒りに満ちていました。
 
 
 
 
友人は長い間、虐待のことを私に言えずにいましたが
最期の最期に私に助けを求めました。
 
両親や彼氏から虐待されていたことを、私がもっと早く気づいていれば
たとえ短い人生だとしても、何かが違っていたかもしれず
今でもそのことを心残りに思うのです。