デイサービスに送っていった三時間後
再び電話があった
『惠子さんの熱が37.8°あるので家に帰ってください』
発熱すると、デイサービスに置いとけないらしい。
すぐ迎えに行って家に連れて帰ってきた
おでこを触ると、確かに熱がある
持っていたタイレノールを飲ませて横にする
困ったなぁ、土曜日の夕方。
病院は閉まってるし。
少し、様子をみよう。
夕方5時になって、もう一度熱を測ってみる
38° 上がっている
病院は閉まっていので、薬局に電話する
『好生館の救急救命センターに電話してください』と言われる
電話すると、発熱外来に電話して、判断を仰いでください。
コロナでなければ、またかけなおしてくださいと言われる。
今の時期、仕方ない。
母の場合、たぶん熱は膀胱炎から。
発熱外来に電話して事情を話すと、休日外来にかかってくださいと言われた。
こうなったら、大きな病院がいいだろうと思い
再び好生館の救急救命センターへ電話する。
すぐ来てくださいと言われた。
くたっとした母を、まずトイレに連れていき
パットを交換して車に乗せる。
やはり、血尿が出ていた。
15分ほどで救急救命センターに到着。
着くと駐車場で待って、電話してくれと言われていたので
電話をするとなかなかつながらない。
何回かけてもつながらないので、中に入っていくと
『駐車場から電話をしてくださいと伝えましたよね?』と言われたので
『しましたよ、何回も。でもつながらなかったから入ってきました。』というと
『すみませんでした』
それから、西日のあたる駐車場で一時間ほど待つ。
母は辛そうだ。
後から友達に言われたのだけど、救急救命センターで早く見てもらうには
救急車を呼んだ方がいいそうだ。
そう思ったけど、近所迷惑になるだろうと考えた。
六時過ぎに呼ばれ
診察室でも30分ほど待ち
初心者マークを付けたような、若い先生が入ってきた。
『お待たせしました。』
もう、その言葉も通じないほど、待ちましたよ、はい。
同じ説明を何回もし、
やっと診察をしてもらい、触診しましょうと
横になったとたん、母がぶるぶる震えだした。
手を持っても冷たい。
手の色も黄土色になっている。
『先生、こんな母は初めてですけど、大丈夫ですか?』
『大丈夫です。ちょっと待ってください。』
『いや、待てませんよ。震えてるじゃないですか』
というと、若葉マークの先生は奥に消え
ちょっと中堅の先生が入ってきた。
『膀胱炎の菌がちょっと悪さして、熱が出てるみたいですね。寒いですか?』
と聞くと、母は寒いという。
『毛布を着せて、点滴を二種類しましょう。大丈夫ですよ。収まります』