母が死んだ時に学んだこと。

「相続は4人兄弟平等に」

と公正証書まで作っていた母。

兄の姑息な行動に驚いた。

「えっ?母親の生命保険は?」

「あっそれ、生命保険は相続の対象外だから」

 

法的には、生命保険金は、

「みなし相続財産」とされ、「遺留分請求の対象外」

ありていに言えば、「相続の対象外」なのだ。

 

私は、67才高齢者なので、

ささやかな財産の遺産相続を考えている。

土地・マンション・株・金などの遺留分対象を

子供たちに相続したくない意思は全くない。

しかしながら、

生前の意思を反映できる唯一の生命保険を使って、

なんらかの社会貢献をしたいと考えている。

具体的には、ユニセフに献金したいと思っている。

 

その相談を、10数年前に加入し既に満期を過ぎている

貯蓄型生命保険の契約者である「みずほ銀行」と

販売元である「明治安田生命」に問い合わせてみた。

 

驚いた!

 

どうも、私の主旨が伝わらないと思ったら、

みずほの南浦和支店の課長だけでなく、

明治安田生命のcall centerの管理職・責任者も含めて全員が

生命保険が、「みなし相続財産」であり

「遺留分請求の対象外」「相続の対象外」

という生命保険業界の基礎の基礎を知らなかった!

新入社員研修のday1で教わるべき内容だ。

 

どういうモチベーションで販売していたのだろうか?

ただ単に、金利・利子だけで、

銀行定期預金より得というセールストークを

言って売っていたのだ。

みじめな「手数料」ビジネスだ!

 

その上、みずほの南浦和副支店長の発言

「売った後は生命保険会社の責任で、

販売代理店の銀行にはafter followの責任はない」

よくも恥ずかしくなく真顔で言えたものだ!

 

もはや、手数料ビジネスの銀行、

優秀な人材は就職しない!

 

恥を知れ!

 

Michi