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Day Dream Traveler

 日々の出力を義務付けるための一手段。 もしくは、赤い幻想と青い現実のあいだを夢見がちに歩いて行く旅行者の記録。

一秒たてば、肌の上からぬくもりが消え、

5分で、部屋を支配していた香りはなくなり、

姿が見えなくなって、たったの一時間で、

君が僕を掴み、背中に爪あとを残すほど

抱きしめたことさえ、


僕には疑わしくなってくる。


僕は目をつぶり、

バケツとスコップを抱えて

いつもの海岸へ急ぐ。

今、手元に残る生々しさが、

時間の波にさらわれないうちに、

波打ち際にたたずむ、

君の砂像の元へ急ぐ。


あの手のぬくもりを、この胸の香りを

一つずつ思い出し、

シャベルの先をうまく使って、

丁寧に、慎重に、作り直していく。

七日前に出会った時の、

崩れかけている君の砂像を

新しい情報で作り直していく。


寄せては返す、時間の波は、

すぐに君の表情を削り、

愛しい仕草を崩してしまうから、

僕はこんど出会うまで、

君の砂像を直し続ける。


直し続ける。

続ける。

ける。

る。




どうしても、生意気に動く真っ赤な唇が

思い出せなくなったので、

仕方なく、僕は電話をかけた。




草花に覆われた広い大地で、

一つの植物になった夢を見た。


花弁が美しく、蝶を誘うのは一瞬で、

咲いては萎み朽ちてゆく。


残りのつぼみはあといくつあるだろう、

指折り数えて

少し薄ら寒くなる。


もっとつぼみはたくさんあって、

いつまでも、咲き続けられると思っていたのに

あっという間に寿命は近づいてくる。


なんで、こんなにつぼみが少ないのかと

憂いて、私は下を向き、種になって地面に落ちた。


そこで私は知ったのだ。花咲く前の自分の記憶だ

花のときには見えなかった、土と草の世界があった。


種として、地面に埋まっていた時に、

邪魔する石ををどけてでも、

しっかり根っこを生やしたか、


誰にも見初めてもらえない、ただの葉っぱのあの頃に

痛いくらいに日差しを浴びてしっかり丈夫に育ったか、


結果はあとからついてくる、種は何度でも花になる。


「もう一度咲こう、いや、何度でも咲こう」


秋風が冷たい草原で、種がポツリとつぶやいた。



生意気なはつかねずみが

その白く美しい毛皮を
うんざりするほど自慢するのに


腹を立てたどぶねずみが
もっと美しい毛皮のねずみを見たといって

はつかねずみをつれだして
下水のもっとも薄汚れた

真っ暗な中を歩かせる。


地上に出た頃にははつかねずみは

どぶねずみよりも汚れていたので
ほら、俺たちのほうが綺麗だろ?

と、はつかねずみをげらげら笑った。


おなかを抱えるドブネズミたちを見て
はつかねずみは不思議そうにたずねてみせた。


「せっかく君達のファッション合わせて
 ストリートパンクに弾けて見たのに、
 何で君達はゲラゲラ笑うの?
 今の僕、すごくカッコいいのに。」


ドブネズミたちは顔を見合わせると、
我先に下水のより汚い所に飛び込んだ。


一人残ったはつかねずみは、

小さなため息を一つこぼすと、

家に帰ってシャワーを浴びた。





シンルー さんのブログのお話の続きを、勝手に

書かせていただきました。

ちょっとおいしい所を持っていっちゃった感じですが、

掲載を快く了承してくださいました。ありがと~^^。

ブログはこちらです↓

http://ameblo.jp/sinlue/entry-10375176292.html


思いを形にすることは難しい


形にしなくても何困らず生きていけるし


形にしなくても言い訳はいくらでも見つかる


それでも、


その思いを形にして


誰かに伝えようとする行為は


必死であればあるほど滑稽で


バカみたいに美しい


そんな事を教えてくれるこの歌を


最近のブログを読み返して思い出した


久しぶりに聞いたら、嗚咽が止まらなかった


前とは違う、今、自分に真剣で、必死なんだとおもった




We are Beautiful  サチアレト

http://www.myspace.com/sachiareto



歌詞はこちら  ページ中ほど

http://www.synthese-records.com/html/gamushara-cd.html

沼から顔を出した。


苦しくて息ができない、
慌てて水の中に戻ると
周りの奴らが笑っている。


地面の上にいる奴らは言う
「信じれば夢は叶うよ」
「もっと努力しなさい」


うるせい!
俺にはエラしかねーんだよ!


それでも俺は顔を出す、
苦しくたって顔を出す。


花の匂いをかぐために
この目で空を見るために


そんなの見たってなんになる?
水の奴らは笑ってる
そんなの、誰でも出来るだろ?
陸の奴らは笑ってる


おまえらは、何もわかっちゃいないんだ


今、ここで、生きてる俺にしか
見る事のできない世界もあんだよ!


俺は毎日顔を出す、
水の中から顔を出す
苦しくたって顔を出す

夜空の星を掴むため
はるか地平を望むため





SIZINGAKA  さんのブログに対する返詩  

素敵な画廊のオーナ様です。時計好き、ガウディーが好きなら

絶対に後悔はさせません^^。お近くにお越しのさいはぜひどうぞ。

http://ameblo.jp/sizingaka/entry-10371950838.html