昨日の自分の文章を読んで、
あまり、できがよくないなぁ、と、反省。
もっと、もっと掘ることへの執着と、狂気を
描かないと、本物にはならないし、
それにはきっかけと、動機が不十分だから
家族に対する愛という落ちが全然、効いてこない。
まあ、自分自身が整理されたからそれでよいのだけれど。
と、読みかえすうちに、フランツ・カフカの『断食芸人』を
思い出した。テーマはまさにこれに酷似している。
断食なのか、穴を掘るのかの違いだけだけど、
カフカの方は、狂気な雰囲気に満ちあふれている。
『断食芸人』は作者晩年の作品で、
生前にあまり評価されることなく
一介の保険局員として生涯を終えた。
僕はそんな、カフカ自身の思いを
断食芸人とかさねずには
いられなくなってしまった。
持て余す才能が認められることなく生涯を終える
気持ちはどんな物だったのだろう。
才能が、あるわけでもなく、
ただ小判を掘り当てた僕とは偉い違いだ。
おっと、自虐ネタは、読んでる方も痛いだけだぞ。
作家としての僕の幸せとは何だろう。
記録に残るより、記憶に残る
作家ではありたいと思うけれど、
そこにたどり着くためにも、もう少し僕は
旅を続けなければならないだろう、
最近はよく悩む。答えが出れば、
短編一本分のプロットが出来たのと同じこと。
秋の夜長、コーヒー片手に、
頭をかかえてみるのも、悪くない。
