フランスにいる、100歳になるおじいさんが死んだ。
名前をクロード・レヴィ=ストロースと言う。
別段悲しいわけでもないし、どうと言うことはないのだけれど、
いろいろと、お世話になっているので、
ありがとう、と、伝えてみたくなった。
こういうのを、世間では追悼と、言うのだろうか。
『悲しき熱帯』も『野生の思考』も
一度は体を通り過ぎたけど、
たぶん、今の僕を血や骨を
形成してしているのは、
レヴィストロースさんが、考えたことを
誰かが咀嚼して、表現していることだ。
年齢をかんがみても、いろんな感じで
しっかりと孫なのだなと思うと、少し笑える。
先生、
効率化を図るための家畜化された
思考は僕にはありません。
この年齢になって、いまだ生傷耐えない
野生の思考を掲げ、いろんな物に噛み付きながら
これからも、青臭く生きています。
父親なら、地に足が付くようにと、
叱られそうな告白でも、
孫のいう、戯言ならば、
両手をたたいて喜んで、
お小遣いでもくれるだろうか