空飛んじゃうくらいに、
うんと背伸びして、
指先を思いっきり、空まで伸ばして、
今日もバタバタしてみる。
小さいとき、ちゃんと前を見て歩かないと
痛い目にあうよってよく言われた。
言われたとおり、段差につまづいてよく転んだし、
どぶに落っこちて、足くじいたりした。
でも、それでも、私は空が好きで、
雲に触りたいと思ってる。
私の体がフワリと浮かぶことはないし、
どうやったら上手くいくかわかんないけど、
本当に雲へ触れるまで、
勝手に結果を決め付けちゃダメだ。
あれは水蒸気で、水の乱反射で白く見えてるだけで、
触った時に感覚なんてありはしないって、
大人は言うだろうけど。
知ってるんだ、触ったことがない人に限って、
したり顔で理屈を持ち出すこと。
本当に触った人にしか雲を語る資格なんてないよ。