日比谷の野音で開催された
「STOP TPP!! 1万人キャンドル集会」
私の(主催側の方に)聞いたところでは
6000人が集まったとのこと
(公式には5000人と発表されたもよう)

曇り空の下
黙々と集まり増えていく人の波をみていると
どうしてこの声が届かないのかなと
覚悟の甘い私は泣きそうになる

脱原発のデモとはまた違い
年齢層が圧倒的に
高い

掲げられた幟には
農業
漁業
畜産業

第一次産業に携わる方たちは
静かに熱を帯びている

開会後間もなく雨が降り出した

雨が降り
太陽が輝き
波は寄せ
台風がきたり日照りが続いたり
雪が降って花が咲いて
私たちは生きている

iPhoneがあるから私でもUst中継できるわけだけど
本当に大事なものって
生命とか
死とか
愛とか
ぬくもりとかにまつわるもの

(仮)ALBATRUSのライブは嵐と太陽みたいに
私を揺さぶり照らして解き放つ

背中に感じる
おそらく初めて(仮)ALBATRUSの
三宅洋平の声を聴く人たちの
高揚していく静かなうねりが息をのむほど力強い

ことばによるスピーチと
開かれた心の発する音楽
交互に続いて
雨は降り
議員も現場の人も東大教授も
(仮)ALBATRUSも喜納昌吉もチグリハーブも
お互いが呼応しあって響きあい
次第におおきなひとつの何かにまとまっていく

集会は終わり
おおきなひとつの何かはそのままデモ行進へと続いていった

会場では撤収作業が始まり
夕方に着いたときよりも
暗くなったいまの野音のほうが
何かきらきらとして見える

場は人に力をくれるし
さっきのあのうねりは
きっと野音に力を残した



ひとりひとりに立ち戻れば
まだこの国は大丈夫

そんな気が少し
した



畑を持つとか
土に触れ
花や野菜を育てるとか
そういうことに心惹かれてはいたけれど
有機野菜選んで食べるよう心がけたり
地産地消に協力したり
農薬の怖さに震えたりはしていたけれど

自然農

そういうものがあるって知ったのは
ちょうど一年前くらい

大きな地震があって
とんでもない津波がきて
原発が爆発して
気持ちばかりが焦ってたころ

続いていくようにしなくちゃ
ずっと続いていく暮らしになってかないと…

手探りして
手当たり次第触れてみて
持続性学というものがあるのを知って
里山での自給自足に近い暮らしの提案を知って
自然農というものの存在を知った

草は抜かない
切って置く

耕さない

不思議な話だなって思った
自生するのを待つみたい

自然農
聴こえてくる回数が
少しずつ増えていって
始める人もいて
私もだんだん実践してみたくなってきてる


自然農を30年続けてる方のドキュメンタリーを見た

積み重なった雑草は
森の腐葉土みたいにふかふかで
きっと温かいに違いない

水を含み
微生物の宝庫で
いい匂いがするに違いない

手入れをしていない空き地みたいな畑には
大きなスイカや
大きな瓜がなっている

農薬も
肥料もまかない

虫も殺さない

自然からわけてもらうみたいにして
実りの秋の収穫は行われる

お米もきっと美味しいんだろうな…


ドキュメンタリーを見たあと
いっしょの席になった人たちと
いろいろ話した

畑を借りて
自然農を始めて5年目という人は
なかなかああは育たない…
ため息をついていたけど
愛おしそうに話してた

こうしてきっと
私は少しずつ
近づいていくんだと思う

一年前には遠い話だったものに
少しずつ近づいて
そのうちきっと
溶け込んでいくんだと思う

一年前には突拍子もないことに思えたかもしれないけれど
一年経った私は驚かない
むしろ
そういう考えになじんでる

土の匂いのする場所へ
木陰でお昼寝する夏の夕暮れへ


爆睡の魔法を遠くから投げられて
外は雨だし居眠り日和

西の方で爆発があり
西の方でまた車が突っ込んだ。。

そうじゃない在り方は
きっとある

責めるんじゃなくて
競うんじゃなくって
押し付けあうのでもなくて………

猫といるときみたいに
甘えあったり
知らん顔しあったり
背中を向けてても思いやりあってる

柔らかい気持ちが固くなるのは
ぶつかったり傷ついたり
いろんな想いをして生きてるから
だけどまた
柔らかくなれる
固いままどんどん固くなっちゃうのは
外にいる自分に
気づいていないからかもしれないなってふと思う

中にいる自分ばかり見つめていて
ぎゅっと握りしめて闘っていたら
身を守るものがいくらでも必要で
固くなるから安定悪くて
バランス取るためにいろんなものが必要で
本当は欲しくなかったり
本当のところではちっとも必要じゃなかったり
むしろよけいに固くするものだったりするものを
せっせせっせと
集めてる

遠くから魔法が投げられて
ボワンッ
外に自分がいた

この人のために何ができるだろう
この人は何を喜んでくれるかな
この人とずっといっしょに歩いていよう

嬉しかったり寂しかったり不安だったり
忙しい頭をひねっていたら
この人は私なんだって
気づいて笑った

私じゃないけど
私なんだ
だからずっといっしょにいられるし
一生優しい気持ちでいたければ
一生優しい気持ちでいたっていいい

気がついたら
必要なものは少なくて
欲しいものは消え始めてた

大切なものだけ
大切に
そっとここにあるかもしれない

よく眠ったあとの身体は気持ちがよくて
夜になったらまた眠くなる

お金は大切だけど
大切なのはお金だけじゃないよ

物は必要だけど
必要なのは物だけじゃないよ

そんなの
幼稚園のころから聴いてるのにね

猫が
背中で寝てるみたい