新宿のごちゃごちゃを歩きながら
【測ってイヴァン】の線量計
ロシアからやってきたSOEKSのイヴァンくんをスイッチオン

いきなりの
0.2μSv/h

そこからしばらくあがり続けて
0.24をマーク
の後
下がり始めて
0.15前後で落ち着いた

総じてイヴァンくんは0.02~0.03ほど高く出る

にしても
0.2をくだならい間
怖かったな。。

次。

杉並区の南西部?
0.15~0.2の間を行ったり来たり

誤差分をひいても
いつもより高め
2号機が頭をかすめる

ある建物の地下に入った途端
0.5~0.8あたりで落ち着いた

雨が降ったことによる上昇なのか
何なのか。。

測るためにわたしのとこにきてくれたイヴァンだけど
たまに
測るのが怖くて目をそらしちゃう
低い数値が表示されるまで粘って粘って
一瞬でも低くなったら
そこで決定
みたいな感じで計測を終えたりする

心の平安も
大事だからね。。。

早く家に帰って
頭から爪先まで
洗い流したい気持ちになった夕暮れ
(そして死海の塩を入れたお風呂に入りまくった満月前の遅い夜)

福島第一原発は
昨年の12月に野田総理による”収束宣言”が出されたわけだけど
2号機が冷却できなくなって
温度が70度を超えたという

再臨界の可能性も
あるという

核分裂の連鎖を防ぐために
ホウ酸を入れるという

誰も
本当に
起きていることを
知らない

温度計の故障の可能性もあるという
再臨界の畏れもあるという
キセノンという放射性物質が検出されたら
再臨界しているという

私は花粉用のマスクと
毛糸のセーターとブーツと手袋
水玉模様の明るい傘

歩くか走るか
自転車か

今日降っていた
冷たい雨

まさかね
こんな毎日を過ごすなんてね

これからもずっと
続くなんてね

子どもを思って涙するお父さんがいる横で
大飯原発の再稼働を認める話をしている人がいて

………僕らは裸で笑っちゃう

なんて
丸腰なんだろう

なんであの人たちは
まだ続けようとするんだろう
自分だって
だたの人間なのに
薄い皮膚で自分と外を隔てているだけの人間なのにね

家族に内緒でパチンコに明け暮れている人の話を読んだ
病院に運ばれてくる自死した人の前で手を合わせる無念を聞いた
それでも原発は動いてる

私は意味もなく
来年の冬までもちそうなほどカイロのオイルを買っている

ゆがんでる

2号機には
どうか持ち直してほしい

4号機には
どうか倒れないでほしい

冷たい雨
いつかやむ

自然の巡りの優しさに
私は
私たちは…





鈴木ユキオの「揮発性身体論」を観る。
………圧巻。

この新作のプロトタイプのようなものを
昨年の秋頃に、ムーブ町屋で観た。
「劇場の発見」シリーズのひとつだったと思う。

その"さわり"のようなものを観て
新作を観る日を待ち望んでいた。

空間のつながりとか時間の流れとか
重力とか天地とか
鈴木ユキオの身体は
軽く凌駕する

軽く凌駕する
ように身体が動いている


が鮮明に見えた次の瞬間
軸がずれて
その先に身体があって
そこで新たな別の空間を生み出し
新たな時空の中で軸をずらし
バランスを取って伸びて広がっていく

細胞が
いくつあるんだろう

筋肉は
どうやって連呼しあっているんだろう

これほど捧げられた身体の描き出すこの瞬間だけの世界を
チケット
なんてもので共有できる
法外さ

本当ならば
丹誠込めた田んぼや畑で作ったお米や野菜
味噌や醤油や酒
あるいは紡いで織った着物、編んだもの
ありがとうと渡して腰かける場

捧げられて
鬼気迫るシーズンは過ぎ
いまはゆらいだり
浮かんだり
流れたり
している
濃やかに

魂は
どこにつり下げられてるんだろうなあ

この身体を使って何ができるか
無欲の問いに捧げられた血もリンパも通う肉体は
体温のままに祈りとなり
気化して広がる
濃縮し
やがては液体になるのかわたしの呼吸になって
身体を巡って肉となるのか

捧げられた祈りに
私は抱え込み
渡さなくちゃ
たくさんの人に
手渡さなくちゃ