旅行をするたび
ここに住みたい!
本気で思っていた

NYに行けば
NYに住みたくなったし
ロンドンに行けば
住むならロンドンだと思った
ローマは食事が美味しいし
きれいな人がたくさんいて住みたくなったし
パリはカフェがほんとに多くて
歩いてる人を眺めてるだけでも飽きなくて
ここを拠点に美術館巡りをするのも悪くないと
住みたくなった

タイではわらわら子どもたちが寄ってきて
愛らしい笑顔でたくさん話しかけてきて
ココは私の遠い昔のふるさとなのかと思ったし
韓国はやっぱりご飯が美味しいし
ハンジュンマクとオンドルに心惹かれて長居したくなる

シンガポールは表向きキレイすぎてちょっとアレかなと思ったけど
一歩裏道に入れば屋台がひしめいていて
ああここもいいのかもしれないという気がして
香港はスターフェリーに何度も乗りたくなった
(けど、唯一、ここには住めないなと思った
だって、車は怖いし、ご飯は油が強すぎて……)
そういえば
グアムもことさら住みたいとは思わなかったかな。。

ニュージーは人がとにかく大きくて驚いたけど
夕方になれば会社勤めの人たちがわいわい海辺に集まって
ビール飲んだり話したり
気が乗ればヨットで海に出たりするって
なんて快適なんだろうと思ったよね
誰でも持とうと思えばヨットを持てる……なんて♪

タヒチのボラボラ島は
一瞬
本気でこのまま住んじゃおうかと考えた
うん
可能性はあったね
温かい人に出会ったし
とんでもない海に囲まれてた

まだまだ行きたい場所はある
ガウディ巡りのためだけでもスペインに行ってみたいし
モロッコなんかも興味津々
インドも早めに行っときたい
アフリカの日々も過ごしてみたいし
ロシアにも
一度は足を踏み入れてみたい

どこでも行けるなら
いつでも行きたい
せっかくいろんな国があって
いろんな人が住んでいて
いろんな風土や景色や建物があって
いろんな文化や美術や藝術に溢れているのだから
機会があれば
あっちこっち旅して回りたい

そして……

もしも日本以外に住むのなら
私は迷わずバリ島に行く

ウブドゥに住みたい

あの棚田
水牛
おじいさん……

あんまり馴染みすぎて
どこから来たか
私も周りの人たちも
いつかきっと忘れてしまいそう

バリに行ったら
きっとあんまり旅しなくなりそうね

いまのうちに
ポルトガルにも行っておこう
オーストリアやブラジルや
忘れちゃいけないペルーにも

今年と来年は
おそらく国内をぐるぐるしそう

そんな気がして
少しずつ
私は気持ちが楽しくなってくる




この間の満月から
2週間過ぎた
大潮並みに沖の島へ渡る道は波で洗われていて
裸足で歩いたのは半月前

大阪にも菜の花は咲いていて
東京にも春は近づいた

昨日はいろんなもののバッテリーがすっからかんになっていて
寝る前にセットしたけどまだ足りない

眠いと思ったら
知らない間に眠っていた

世の中では
いろんなことが起きていて
どんどんどんどん押し寄せてくる

私は自分の中に沈潜する

F!が始まってるのに
忘れていたよ。。

トップリーグの決勝戦も
通り過ぎている

いろんなものが
流れていったり
飛び越していったり
飛び込んできたりして
私の中に留まったり
追い越していったり
横に並んでいたりする

この勢いを増した流れの中で
私は泳ごうとしてる

今夜は新月

深い
澄んだ
一瞬の
静寂


できることならもう少し
西へ西へ向かって
初めての島や
初めての畑に行ってみたかったけど
身体は東へ東へ向かってる

気持ちは西へ
身体は東へ
だからなんだか
おかしな感じ

音楽ばかり
聴いている

重いほどのお弁当を持たせてもらい
明日の分のご飯まで詰めてもらって
東へ東へ
どうして私は東に向かっているんだろう

夏までは
約束があるからね
そこから先のことは
そこから先で考えよう

何度も自分に言い聞かせてる

浜名湖が見えて
熱海の辺りの海が見えて
夕陽が早く沈み始める

明日は早起きしなくちゃね!

いろんなこと
自分に呟いてみる

奮い立たせたい心は
きっとまだ西へ向かって歩いてる

聴きたいことがたくさんあって
話したいこといっぱいあって
いっしょにしたいことばかり

同じ風景を
いっしょに見て
同じ道を
いっしょに歩いて
何を見て
何を聴いて
何を感じて
何に触れて
何を想ってるのか
いつだって
話していたい

狭いのに広くて
近いのに遠くて
海はつながっていて
空は広がっている

このままずっと東に向かって進んで行けば
そのうち西に
着くのにね