「勝敗はモビルスーツの性能のみで決まらず」
「操縦者の技のみで決まらず」
『ただ、結果のみが真実!!』
「勝敗は地頭の性能のみで決まらず」
「受験者の偏差値のみで決まらず」
『ただ、結果のみが真実!!』
ガンダム ~水星の魔女~
のセリフにすっかり感化されてしまいました。
YOASOBI の「祝福」がアニメの主題歌だと知って、そのオープニングムービーなどを You Tube で見てるうちに気になってみ始めただけなのに。
つい、こないだ見始めたばかりなのに、Complete しました。
ご飯どきなど、勉強の合間に娘と一緒にぼちぼち見ていこうと思っていたのですが、
一昨日の深夜あたりから1人で先行してみてしまい、止まらなくなって今日で最終二十四話まで完走してしまいました。
今日なんて娘の勉強を監督して採点しながら、向かいの席でイヤホンしてずっとガンダム見てました。
ごめんなさい
・・・このように、短期間であっという間に私が最後まで鑑賞してしまう漫画・アニメには共通点があります。
最高でした
御涙頂戴レベルは「鬼滅の刃」が上かもしれませんが、ストーリーの深さはそれ以上かな、面白さは負けてないですね。
「鬼滅の刃」、
「葬送のフリーレン」、
「Zガンダム 」、
「エヴァンゲリオン」
あたりが好きな人はぜひみてください!後悔しません。
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「鬼滅の刃」は序盤は鬼退治のレベルが上がっていくフツーな感じの漫画でしたが、煉獄さんと猗窩座の戦いあたりから世界観の深さが変わりました。
そういう雰囲気があります。
ネタバレになるような話は書きませんが、時代を反映したような様々なエッセンスが盛り込まれています。
・ロボット
・医療技術
・ドローン
・データネットワーク
・遺伝子
・貧富の格差
・地球と宇宙
・差別
・戦争と平和
・ビジネス、経営
・子供と大人
・善と悪
・恨みの連鎖
・恋と愛
今回、これまでのガンダムを知らない人にも見てもらいたいということで、過去のガンダムとの連続性はありません。
ガンダムには宇宙歴という年代が使われていましたが、その時間軸の外にある物語です。
(アムロが登場してから宇宙歴の最新のガンダムは1000年以上の開きがあるのかな?)
私自身、まともにガンダムを見たのは学生時代にレンタルビデオで見たZガンダム以来なので、20年以上ぶりです。
その間のVとかターンエーとか、よく分かっていません。
でも、初代とかZガンダムにも見られた単純な善悪二元論ではない物語、ヒューマンドラマがしっかり継承されているところがガンダムらしいなと思いました。
序盤は程よく楽しい平和な学園物語って感じなのですが、徐々に深い話が出てきます・・。
これ以上はやめておきましょう。
状況理解や心情理解を確認することにも役立ちます。
『可愛い意地ね』
「かわいい意地ってどういうこと?」
「大人の力に守られていることに気づかずに意地張ってるのが子供っぽくてかわいいって言ってるの。つまり、バカにしてる。」
「スペーシアンとアーシアンって意味わかる?」
『スペーシアンは宇宙育ち?アーシアンって地球生まれでしょ』
「そう。スペース(Space)とアース(Earth)にインディアンの eanがついてる。じゃあ、どっちが相手をどう思ってるかわかる?」
「それは・・”xxxx”という発言があるから、こうでしょ」
「なんで相手が親なのに頭下げてるの?」
「それは・・・」
「ふーん。めんどくさいね。」
ガンダムってアニメの中で使われる用語やキーファクターの意味がちょっとばかり高度です。
すぐにその意味が理解できなかったりしますので、いろんな情報を駆使して理解していく必要があります。
また、登場人物の会話がまあまあ高度なのです。
政治、技術、交渉、心理・・・、特に大人の会話は聞いてすぐにわかりやすいものではなかったりします。
(逆に、感情的な子供の会話も多い。)
こういうところが、ライトなファン層を獲得しづらい理由でもあると思うのですが・・。
しかし、取り扱っているテーマは現代の世相をしっかり反映していますし、こういったアニメ・漫画が、ちょっとばかり大人の事情を理解することにもつながっていく・・、つまり子供の精神年齢の引き上げに貢献する要素もあるのではないかな、と思います。
小学校高学年、中学生くらいならばこの面白さが十分わかるんではないかな?
低学年以下の子供にとっては、小難しい大人の会話はつまらないと思うでしょうが・・、登場人物のドラマだったり、バトルは楽しめると思います。
ただ、ガンダムの真骨頂はもう少し大人じゃないとわからないと思います。
自分は最後まで見ましたが、また十話くらいから娘と一緒にみようと思います。
飽きずに見られるかなー(娘が)。
こういう話も知識として頭に入っているとさらに楽しめるかもしれませんね。
目一杯の祝福を君に。