算数の徹底的強化は常に課題ではあるのですが、授業で新しい概念を習うときは地力を鍛える時間を取るのが難しいです。
授業テキストも理解できていたり、ちょっと理解が危うかったりで、復習にもエネルギーを使うので、そこに負荷の高い計算トレーニングをたっぷりやらせるのはなかなか厳しい。
ただ、授業もある程度わかって帰ってきているので、自宅での復習も大半は一人で問題を解いて解説を読んで理解しています。
どうしてもわからない問題は質問教室。
たまに、解答の導き出し方について口を出しますが、最近は1から中身そのものを教えることはほとんどなくなっています。
点数や偏差値はそんなによくないのですが、数字ほど「全然わかってないな」という印象がないのですが、テストで確実に計算ミスしないようにする、とか、答えが道きび出せるように常にきっちり書いていくという再現性に不安があります。
原因として、定着度を深めるほどの演習量がないということもあるのでしょう。
しかし、他の子よりも明らかに少ないであろう睡眠時間をこれ以上削れませんので、物理的に増やすのは結構限界があります。
ただ、
計算パワーを上げる->
計算スピードアップ ->
時間あたりの演習量増加 ->
正答率増加 ->
直し少なくさらに演習量増加
という正のスパイラルが生まれることもわかっていますので、何かしら計算力を上げる取り組みは必要です。
それには、本人の納得のもとで、できるだけ他の科目の勉強を減らさずに取り組む必要があります。
そこで、「きっちり計算に取り組んでいた時に成績が良かったことを思い出してもらいます」
算数の偏差値推移グラフ
計算強化期間(上記の緑色の期間)
・3年生秋から冬、新4年生が始まるまで:インド式計算、素因数分解中心に掛け算、割り算のスピードをあげた
・4年生夏前後:インド式、素因数分解のおさらい +α (小数、他)
・4年生冬ー新5年生初:上記に加えて(角度、円周率 他)
グラフの高い山になっている数カ所が偏差値60を超えているところです。
5年3月は65を超えました。ラッキーパンチか?
その前にたぶお式プリントでインド式、素因数分解をゴリゴリやっているのですが、実感として最も効果が出ています。
「計算プリントやった時は算数もできてるんだから絶対やったほうがいいよ、やるぞ!」
「・・わかったよ・・・。や、やりますよ」
「やることをちゃんとやれば伸びるから。僕を信じて。」
全体的に見ると算数はできていない時の方が多いのですが、
良かった時の記憶・記録もありますし、発展問題を自力で解く力もあるので、それが娘のより所になっています。
平均偏差値やマンスリー、授業前テストの点数がいいとはいえないのですが、少ないながらも成功体験があることで、「やればできる」という原動力になっています。
じゃあずっとやれよという感じなのですが、算数、理科の塾教材の負担が大きいとそういうわけにいかなくてですね・・・。
新4年生になると授業が週2回に増え、新5年生になると授業が週3回に増えるなど、学年が変わるタイミングでの負荷や教材回しに慣れるまではそちらを優先せざるを得ない、という事情がありました。その復習をすっぽかしたらさらに取り返すのに負担があるでしょうから、授業の記憶があるうちになるべく復習しておきたい。
なので、春夏は特に落ち込んでいましたね。
(6年生カリキュラムになったら、またペースダウンすると思います)
今年の夏はよく勉強していたけれども、基礎トレ以上の計算トレーニングはできませんでした。
テキストの消化、理解で目一杯でしたね・・・。
まあ、計算馬力がつけば、早く、正確にできるようになっていくと思うので、がんばります。
難易度を考慮しながら、あれこれ混ぜて向こう3ヶ月分くらいのプリントを用意しました。(溜め込んでできていなかったもの)
1日あたり7−8枚やろうと思います。
プリント教材も1枚あたり30秒程度で終わるものから15−20分ほどかかる面倒くさいものまでいろいろあります。
難易度の高い概念を習っている時に、少数の計算や体積計算がびっしり詰まったプリントを渡してもちゃんとやってくれません。
また、習っていない段階の範囲(特殊算、比など)のプリントを見ても、解説がないので理解不能です。
(今はほとんどの分野をSAPIXで履修したので大丈夫ですが・・。)
インド式足し・かけ・割算、因数分解、比、角度、体積、面積、円周率、和差算、差集め算、濃度、割合、少数、面積図、単位変換・・・そんなところだったかな?
基礎トレにはこれでカバーできない分野が少し出てきているので、過去数ヶ月の問題から抜粋して集中的に取り組ませようと思います。
このプリントも準備するのがめんどくさかった。。。
今日の午後にやりたいことができなくなってしまいましたが、これからやるか。