国語の勉強 - 読解力トレーニング | 2025 中学受験に向けて

2025 中学受験に向けて

2024年1月現在・小学5年生の娘の中学受験までの学習、活動などを綴っていきたいと思います。SAPIX には新2年生から通塾中。

3年生のSAPIX教材も徐々に処分を始めなければいけません。

物理的にスペースを確保し続けられないこと、

保管していてもその復習にかける時間がないためです。

3年生教材はほぼスキャンしているので、いざとなったら探して印刷します。

 

ただ、その前に内容を理解している文章の読解力強化に使おうかなと思っています。

 

 

やろうとしていることは、視覚的に構造を把握するためのマーキング。

 

●主な登場人物 (重要なのは2人くらいに絞られる)を異なる2でマーク、

 a. 登場人物名は四角と丸で囲む。

 b. 心・気持ち (内面) のキーワード (e.g. うれしい、照れくさい)には棒線を引く

   c. 外見の様子・行動 (e.g. 声がはずんだ、頭をかいた)には波線を引く

 

●登場人物の気持ちや行動に影響を与えた外的要因を囲む。

 

 

 

ハイライトするのは、該当箇所を文中から視覚的に検索しやすくすることが目的です。

棒線を引いたり囲む範囲は広くてもいいのですが、できるだけ重要なポイントとなるキーワードだけに絞り込むようにします。

 

登場人物の対比、

内面と外見・行動の対比、

人と外部要因の対比、

こういった軸で対比関係が抑えられればOKです。

 

 

ハイライトが終わったら、口頭で全文を3−4くらいのパートに分けてあらすじを述べる。

大きな段落ごとに見出しをつけるイメージで良いです。

 

その後に、いくつかの記述問題をやってみる。

 

この流れでいくと、記述解答に入れるべき重要ポイントがきっちり入ってくる確率が上がります。

 

最近はこの練習をしていなかったので、記述の点数があまり取れていませんでした。

3月の組み分けテストまでに少し強化したいと思います。

やらないと忘れますからね。。

 

 

実際の試験では鉛筆でこの使い分けをする必要があります。

また、問題をチラッと眺めて、注目しなければならない登場人物か、そうでないかをみきわめる必要も。その前提で、前から読み進めながら、鉛筆で分類していけたらバッチリです。

 

練習し続けないと身につかないものだと思いますし、時間はかかるでしょう。

大人がやるのも大変。。

 

ただ、語彙力や知識、経験がないと理解し難い文章ではなく、

・すでに見たことがある文章

・語彙力、知識、経験に左右されない文章

を用いて練習すれば、シンプルに文章を構造化してとらえる作業だけに集中できます。

 

語彙力や知識、経験など多くの要素が求められる水準の文章、つまり、学年が上の文章の場合、文章読解、構造化に集中できません。

だからこそ、より簡単な文章で取り組む必要があると思います。

1年生、2年生くらいの文章まで戻ってもいいのですが、

記憶に残っているレベルの鮮度の文章でやるというのも良いかと思いまして、

3年生の塾教材くらいのレベルでおさらいするのが良いかと思いました。

 

楽器、スポーツ、なんでもそうですよね。

同時に複雑な要素を含むことをやろうとするから、むずかしくなる。

 

自転車の練習で言えば、

・ペダルを漕ぐ

・スピードに乗った自転車のバランスを取る

・ハンドルを操作する

 

こういった作業を同時にやらないといけない訳ですが、

ストライダーに乗ることができていれば、「ペダルを漕ぐ」以外の能力は鍛えられます。

だから、昔の子供に比べて、ストライダーで遊ぶ幼児は簡単に自転車に乗れるようになっているはず。

 

ピアノやギター、はじめからスピードとリズムを完璧に演奏するのは無理です。

指の場所、動かし方を身につけてから、徐々にスピードとリズムも取れるようにしていく。

 

 

国語の勉強が苦手、国語の勉強の仕方がわからないといっている方でも、ご理解いただけると思います。

語彙力や漢字がないと難しい文章は読めませんが、文字面を追いかけることができたとしても、体験できないこと(経験がないこと)、興味を持てないこと、は結局理解できません。そういう文章を素材として勉強しても、結局は国語力・・読解力は身につかないと思います。

 

語彙力、

漢字、

経験、

知識、

興味を持てないこと、

こういった要素を含まないレベルの超簡単な素材で、

文章読解だけに集中した方がよほど力はつきます。

その上で語彙力や知識が身につけば、高度な文章も読み解けるはず。

 

きつねとかおじいさんとか、登場人物は子供向けのような文章であっても、

構造さえしっかり捉えることができれば、抽象度が高い高度な文章であっても同じ。

「現代と近代以前」、「主観と客観」、「生物と無生物」・・・、こんなワードが出てきても、きつねとおじいさんの文章構造がしっかり理解できていれば、同じように構造としてとらえることができますから。

 

 

ちなみに、私は高校以前に塾や予備校に通って勉強したこともないですし、

学校でそんなノウハウを教わったこともありませんので、我流です。の方法

 

英語の文章読解、スポーツ、デッサン、論理的思考のトレーニングで身につけてきたことを総合的に関連づけて応用させたものです。