長らくお休みをいただいていた障害者・高齢者
にも楽しめる京都観光を再開致します。

病で倒れてから後とんと弱くなった体、やっとの
ことで活動が出来るシーズンに入りました。再開
第1回目は左京区の残り上高野としました。

この地は古くには鷹狩が盛んであったことから
鷹と言う字が高と言う字に変化して高野と言う
地名になった場所。

近世では若狭と都を結ぶ物資を運んだ京都の
入り口である事から京都口とも言われた時代が

有りました。

その地には色々な歴史と名残りが
あり、その中から今回は2か所有名なスポットを
ご紹介いたしましょう。中でも庭園が有名なお寺
蓮花寺からスタート。

蓮華寺は延暦寺を本山とする天台宗の寺院で
池泉鑑賞式庭園がとても美しい事で知られる
お寺です。

残念ですがこのお寺は車椅子での拝観は困難な
お寺で、杖を使っての拝観は可能です高齢者の
皆さんは解除の人がいると庭園内も拝観する
事が出来ますが。

メインの庭園は方丈内からでも十分楽しんで
頂けるお勧めする寺院です。

曾ての鯖街道(現・国道367号線)の京都口の
傍ら、上高野の地に建ちますが旧は七条塩小路                        
(現在の京都駅付近)にあった西来院という時宗
寺院が始まりです。

応仁の乱にて焼失し、江戸時代初期に加賀
前田藩の家臣、今枝近義が現在の地に再建させた
ものが蓮華寺です。

造営にあたっては詩人・書家で詩仙堂を造営した
石川丈山や木下順庵、狩野探幽、黄檗宗の隠元
隆琦らが協力して造営させた事もあり蓮華寺は
黄檗宗の様式の建築と江戸初期の池泉鑑賞式
の典型ともいえる庭園が造られました。

山門は創建当時の山門が今日も残され山門を
入ると庫裏まで延びる石畳の参道が目に入って
来ます。

石畳みの参道は石が大小ごつごつして歩き辛く
そこが高いヒールの靴は注意が必要です。足に
障害をお持ちの人は介助者が必要、石畳を外して
進む事を進めます。

鐘楼は、禅風の様式による建築物で
釣鐘には「黄檗二世 木庵瑫山僧」の銘が刻まれて
おり、宇治萬福寺と同じ形式です。

山門を入って直ぐ左手には約300体と云われる
石仏群が居並んでいますが、これらは京都市電
河原町線の敷設工事に際して発掘された物です。

河原町周辺はかつて鴨川の河原で、戦災や天災
による死者や刑死者の屍が打ち捨てられる遺棄葬
の場であり、そうした死者を弔うための石仏群が
鴨川の氾濫によって埋没していたものが工事に
よって掘り起こされ、供養されているのがこの
石仏群です。
これらの石仏群はいずれも大日如来像で、中央
には地蔵菩薩像が配されています。

参道右手にある土蔵(非公開)は。(明治5年)
迄、男女共学の寺子屋の教場として使われて
いたと云います。

拝観入り口は段差が有り障害を持つ人や高齢者の
人は解除が必要と思われます。

玄関と上り口には大きな段差が有り踏み台が
設けて有りますが、よく磨かれてある為滑り易く
解除は欠かせません。

受付の人が解除してくれますが、大人数で訪れた
時にはちょっと苦労するかもしれません。

東向きに開かれた書院からは再建期の寛文年間の
作と考えられる庭園が一望することが出来ますが
庭園の造営者の名は不明です。石川丈山もしくは
小堀遠州の名が挙げられています。

庭園は浄土宗的な形式をとり池の周囲を巡り歩く
ことを想定して作庭される池泉回遊式ですが
蓮華寺の庭園は規模も小さく、書院からの鑑賞を
旨とした池泉鑑賞式の庭園になっています。

庭園の池は「水」の字の形に作られており、
「水字形」と呼ばれるものです。池の右手前には
舟石と呼ばれる石が配されており舟石を置く庭園
のほとんどでは、出舟の形があしらわれている
のですが、とりわけ蓮華寺の舟石は入舟の形を
している点で珍しいものとなっています。

出舟とは、向こう岸に理想郷(浄土)を見出し
彼岸を想念させるものですが。それに対し、
入舟は浄土を此岸に見出す思想を表すものと
云います。

こうして守られてきた庭園は、モミジを中心
とした木立のなか、地面は苔に覆われ、豊かな
水量に支えられた池の水は小川のせせらぎの
音とともに澄みわたり、閑静な自然の情緒
豊かな名園となり池の周囲にはモミジが多く
植えられ、

特に秋の紅葉はコケの緑との対比が見事で
他にも春のシャクナゲや夏のサルスベリが
要所に花を咲かせ、訪れる人々の目を
楽しませています。

書院から右手に見えるのが本堂ですが
本堂の正面には、(書院から見て裏側)蓮華寺形
灯籠として知られる独特の形をした2基の灯籠が
佇んでおり茶人たちに非常に好まれたといいます。


「ご注意」蓮華寺は「虞美人草」を基本とする事
から
中学生以下の修学旅行などの団体での
見学は、お断りしています。

蓮華寺の大きな地図はこちらから

[ Information ]
店名等
蓮華寺
Open:
9:00~17:00
Address:
〒606-0065 京都市左京区上高野八幡町1
TEL::
075-781-3494
料金
拝観料  
大人 400円 大学生 400円 高校生 400円 
中学生 無料 子ども  無料 障害者本人のみ有り
Access:
叡山電車「三宅八幡駅」下車、徒歩約10分 
 京都バス「上橋」下車、徒歩約1分

2件目は蓮華寺より徒歩10分程の所に有る古くより信仰の厚い神社三宅八幡宮をご紹介いたします。

この神社も車椅子での参拝では難所が多く段差・
階段が有る所では降りて介助者に解除して
もらわないといけない箇所が有ります

三宅八幡宮は紀元(6~7世紀)、聖徳太子の
命により小野妹子が遣隋使として隋におも向う
とした折に道中で病気になったところ、近くに
あった宇佐八幡宮に祈願したところまたたくまに
全快し随に渡った後も数々の危難を免れ無事帰国
することができたと云います。

聖徳太子没後、上高野の地に移り住んだ小野妹子
がその時の恩に報いるため、宇佐八幡宮を勧請し
第15代天皇 応神天皇(八幡大神)をお祭りする
社殿を建立したものが三宅八幡宮の始まりです

その後応仁の乱の戦火によって全焼しています。
再建に際しては数十年後に里人たちの手により
復旧され、明治時代に入り拝殿や本殿が再建
されています。

皇室との深い関わりもあると云われる三宅八幡宮
は 明治天皇の幼い頃、重い病に罹った折り、
三宅八幡宮に祈祷が命ざれました。そしてその祈
祷の効あって天皇の病が治ったとする逸話が
残されています。

そんな三宅八幡宮は古くより子供の守り神として
かんの虫封じ、夜泣き、安産、学業成就の他、
虫退治の神として害虫駆除にも効果がある
とされる御利益が信仰されていることで、
別名「虫八幡」とも呼ばれています。

境内にはいたる所に休憩できる場所が有り喫煙
出来る場所も有るので近隣住民の散歩や憩いの
場となっています。

境内は略このような砂利敷きでトイレも有ります
が障害者向きには出来ていません。

三宅八幡には鳩が良く飛来する事から鳩は
八万神の使いと信じられることから境内本殿の
南側の入口には神の使いとして狛犬ならぬ狛鳩
が置れており境内では鳩が大切に扱われ訪れる
人々と鳩が和やかに戯れる光景は心癒されます。

また境内の売店には鳩餅なる和菓子が販売されて
いますが。これは三宅八幡宮の境内にある鳩の
形をした石像をモチーフにしたもので、創業者が
これをモチーフに、菓子を作り始めました。

米粉を蒸して作る団子菓子の鳩もちは、
白・ニッキ・抹茶の三色があり、味は昔ながらの
ほんのりした甘さの素朴な子供菓子に緑茶の
セットが境内に有る茶店で売られ、渋めの緑茶と
ほんのり甘い鳩餅の調和がほっと一息を付か
させます。又この鳩餅は双鳩堂と云う
和菓子屋が始まりで京都の観光地に有る双鳩堂の
各支店で求める事が出来ます。

三宅八幡の大きな地図はこちらから
三宅八幡宮のページはここから見れます

[ Information ]
店名等
三宅八幡宮(みやけはちまんぐう)
【通称名称】虫八幡(むしはちまん)
Open:
自由参拝
Address:
左京区上高野三宅町22
TEL: +81-075 :
075-781-5003
URL
http://www.miyake-hachiman.com/
Access:
叡山電車 八幡前/三宅八幡下車
地下鉄国際会館駅下車京都バス又は徒歩約20分

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