「だき」とは「後ろ身頃の搬伊け部分の余裕」のことで、「だきが落ちる」とはつまりその部分が「ハの字にたるんで出てしまうこと」だそうである。
怪しいながらもなんとなく感じはわかるという妙な日本語に思わず笑いがこぼれてしまうのであるが、しかし、こうしていったん言葉を知ってみると、スーツを見る目が変えられているではないか。
このように、限られた業界内でのみ通用する専門用語を「ジャーゴン(jargon)」という。何羽もの鳥がジャージャーガーガーと鳴く音を擬して生まれた英語で、その心は「何を言ってるのかさっばりわからん」。
たとえば、スーッ業界で使われる次のジャーゴンはどうか。