ブラック・スワン | 元漫画少女の雑記帳

ブラック・スワン

いやはや、またしても久々の更新となりました。
先日、偶然検索してうちのチラカシ氏(息子)がこのブログを読んだそうです(´Д`;)
青池保子さんについてかなり熱心に書いたブログを見つけたよと言うんで、
おっ♪と見にくればここでしたよと(^。^;)
そんなチラカシ氏はなんと中学生っすよ。
ブログ始めたばかりの頃には「保育園に入れたよ」なんて記事があるのにすげえ。

さて、ブラック・スワンです。
興味深いものの、精神をえぐる作品らしく避けてましたが遂に観ましたぞ。

面白かった!
パーフェクトブルーもかなり不気味な作品でしたが、これもなかなか
不気味かつ山岸凉子ワールドしていて、山岸凉子さんの漫画でも読みたいなと思ってしまいました。
母親との確執は山岸凉子さんより萩尾望都さんかもとも思ったりもしたけど、
あの後味の悪さや美麗さはやっぱり山岸凉子さんだなあ。

主人公は「アラベスク」のノンナを思い出させられる気弱なバレリーナ。
演じるのは「レオン」や「スターウォーズ新3部作」のナタリー・ポートマン。
ちなみにこの作品の撮影でバレエを教えてくれた先生とご結婚されたのだとか。

ストーリーはこのノンナみたいな主人公が白鳥の湖の主役に選ばれるものの、
真面目で気弱なもんで色気や艶もなく黒鳥がイマイチ。
それでミノロフ先生というより、山岸凉子さんの「ブラックスワン」のあの先生に近いイメージな先生から
もっとトキハナテなんて事を言われるが、生真面目で乙女な主人公は悩んで悩んで…

エロティックなシーンで話題なようですが、パーフェクトブルーのように現実と妄想の境目や
天人唐草のような変な方向に解き放たれた自分というのが怖かったですよう(>_<)

でも山岸凉子さんのサイコホラーが好きな方にはかなりオススメ!