白ゆりの騎士/美内すずえ | 元漫画少女の雑記帳

白ゆりの騎士/美内すずえ

絵本ジャンヌ・ダルク伝

美内すずえさんがジャンヌ・ダルクを描くとこうなりました。

ジャンヌ・ダルクについてはフーシェさん のブログに詳しく書かれて

おりますので、御興味のある方はどうぞ~。

ジャンヌ・ダルクをテーマにした少女漫画はまあ多いのでは

ないでしょうか?また漫画だけでなく映画にもなってますよね。
漫画だとこの「白ゆりの騎士」以外にもパッと浮かぶのが

秋里和国さんの「ボン・クラージュ乙女!(ラピュセル)」というのも

あって、こちらはジャンヌの生まれ変わりという設定です。

他にもジャンヌの物語とは関係ないものの、どう見てもモデルに

しただろうと思えるさいとうちほさんの「花冠のマドンナ」なども

あります。

フランスで中世で少女の男装とくれば少女漫画の題材として

格好の条件ですもんね。

で、話を戻して・・・と

この「白ゆりの騎士」はジャンヌの悲惨な最期までは描いて

おらず、彼女のドンレミ村時代から、大天使ミカエルの声を聞いて

奮起しオルレアンの街を開放するまでという、人生のピークだけを

ターゲットにしています。

また天使が出るからと悪魔も出しております。

フランスのラ・トレイユ将軍の裏切りを悪魔に乗り移られた事に

して、フランス対イギリスの戦いと共に天使対悪魔の戦いを

同時進行させているという感じ。

そこらへんは漫画だし面白かったです。

もしジャンヌが神の声を聞いて「宇宙、即 我なり」なんて

言い出したら涙~だったでしょうが(苦笑)。

歴史上のシャルル王子もなかなかのヘタレ(失礼・・)らしいけど

漫画でもきちんとその辺は描かれてまして好感持てました。


そして少女漫画といえば恋愛!

ジャンヌの婚約者も登場しますし、この彼がまた某携帯接吻男に

良く似てまして、本人の承諾なしで決めた恋人を追う底力と

不毛な恋になってしまうあたりは某携帯男と同じだなあ・・・と

ついニヤニヤしてしまいます。


ジャンヌは敵のイギリス軍のスパイである黒騎士に恋心を

抱きます。黒騎士もそう。だけど2人は敵同士。

ちなみにそれに気付きジャンヌに知らせるのも携帯・・いや

婚約者のピエール君だったりします。


ちなみにこれは1974年に花とゆめの創刊号に掲載された

作品だそうです。

この2年後にガラカメが連載されて大ヒットしちゃうんですね。

しみじみ・・・。


文庫版 「美内すずえ傑作選(3) 」に収録されています。