花のあすか組/高口里純
以前つみきみほさん主演で映画化もされた作品です。
主人公は元いじめられっ子の九楽あすか。中学生。
家庭は普通以上のレベル。(母親の実家が富豪)成績もいい。
それがイジメの原因。結果自殺未遂。
だけどあるきっかけで彼女は強くなった。
若い人には馴染みもないかもしれないけど、当時は
「不良」がいた。
スカートを踝ほどまで長くし、暴走族とつきあったり
喧嘩をしたり。
もちろん今もそういうのは存在はするんだけど
ちょっとスタイルが違ってきたなと思ったりする。
あすかはその「不良」となった。
喧嘩も劇的に強くなり、やがて一般には知られてない
「全中裏」という不良少女たちで構成される秘密組織の
一員として迎えられるまでになる。。
この全中裏、すごい組織です。
トップは「ひばり様」という、ひらひらドレスに縦ロール
という年齢不詳の「貴婦人」。
昔のお姫様漫画に出てきそうないでたち。
年も顔も私生活も果ては性別も一切不明。顔はベールをして
かくしているのです。
構成員たちの内、幹部は源氏名?を与えられている。
例えば「紅」「薔薇の宮」「天使」「春日」などなど。
思い切り異世界・・・。そんな組織にあすかは迎えられる。
そしてひばり様の寵愛を受ける。
なんかすげ~~~~~な世界でしょう。
それだけじゃありません。
蘭塾という少年院みたいな施設を経営?していたり
(因みに看守の名前は「プリンセスA・B・C」。
それぞれSMの女王様のような格好をして鞭をふりふり。)
東京都23区にそれぞれエリアマスターという不良少女たちを
まとめる責任者?がいたりと、話が進むにつれてどんどん
スケールも大きくなるのです。
連載答辞は物凄い人気でした。私も夢中で読んでました。
今思うと「なんつー老けた中学生だ」と思える
あすかの「人生についての話」なども励まされたり。
当時、作者にもたくさんの「励まされた」という
手紙が少年少女たちから届いていたそうです。
「花のあすか組」は壮絶なラストを迎えたんだけど
2003年夏に「新・花のあすか組」として復活しました。
絵はそんなに変わっておらず、楽しめました。
またまた進級していないはずの主人公や友達が携帯電話を
使っていたけど、ガラカメ程は気になりませんでした。
今回はイジメで携帯に依存してしまった女の子が出てきます。
昔、これにはまったんだという方にはおすすめかも。
あ、そうそう。「心友(しんゆう)」という言葉は
このあすか組から知ったんだった。
あすかちゃん、説教臭いというか中学生ぽくないけど
色々いい事言ってたな。
「花のあすか組」
あすかコミックス 全35巻(27巻+外伝6巻+番外編+小説外伝)
文庫版 全13冊+外伝全4冊
「新・花のあすか組」~2巻