【あらすじ】

岩永琴子は11歳の時、妖怪達にさらわれ、知恵の神になってほしいと頼まれました。

琴子は承知し、一週間後公園のベンチで寝ているところを発見された。

しかし、少女の左足は切断され右目をくり抜かれていた。

知恵の神の誕生である。

あれから月日がたち琴子が15歳になったころ、診察に来ていた病院で一目惚れをする。

相手は桜川九郎といい、山羊のような印象を受ける青年だった。

しかし、九郎には独占欲の強い彼女のサキが付いていて、まったく隙がなかった。

それから二年、どうやら九郎がサキに捨てられたことを知り、

チャンスだと考えた琴子は、九郎に話しかけま

その事で、何故、九郎がサキから捨てられることになったのかを知るのでした。

 

去年の末、二人で京都へ行った時、鴨川沿いの夜道を歩いていた。

すると突然、目の前に河童が現れた。

その時、恐怖に声を震わせ脱兎のごとく逃げ出してしまったのである。

九郎はサキに「そんな人とは思わなかった」と言われ別れることになったのである。

話し終えて、立ち去ろうとする九郎に琴子が問いかけます、

「主語をはっきりさせてください、サキさんを置いて逃げたのはどちらです?」

そう、逃げたのは九郎ではなく、河童の方だったのだ。

河童が怖がり逃げ出す九郎とは、いったい何者なのか?

【解説】

虚構推理とは、世の中を安定させるための「信じられる嘘を作る推理」の事です。

城平京の「虚構推理」を原作として、漫画やアニメにもなった人気のある作品で、

妖怪達の知恵の神である岩永琴子と、妖怪ですら恐れる青年・桜川九郎の出会いを書いた第一巻になります。

二人は数々の事件を解決していくのですが、その過程で規格外の怪異である、鋼人七瀬と対峙することになります。

正体すら不明の化け物相手に、二人はどうやって戦うのか、その解説はまたの機会にやりたいと思います。