「そうあるがまま」を変えず 自ずの律を調えて
成るように成りゆくを受容し 全てと共に生きる
目の前の現実に対して「こうだったらいいなぁ」と
想いはじめたらキリがないものです。
「自我の意識場」は、スピリットの数分あるので
少なくとも約80億分の「いいなぁ」が飛び交う
ことになります。しかし「協働共存場」では
「わたしの満足」だけが具現化される事はなく、
「わたしを中心に世界を観る」御自我様には、
いつも何かしらの「欠け」が観えてしまう。しかし、
目の前の現実にはいつも、「いいなぁ」を含め
「共存協働する全てのスピリット」が放った
「意識とエネルギー」が具現化されています。
ただ「方向性の異なる」様々なそれらが交錯し、
「互いの特徴や性質や旬」などのタイミングや
「配合バランスや分量」などを観ることなく
「ミックスジュース」のように混ざりあって、
全部が色々と強い、カオスな状態の仕上がりで
目の前に具現化する為、微妙になるだけの事。
「色んな今がある」のが現実。「果」はただ
「成るように成っているだけ」です。「育てられた
ように育っていく」とも云える。創造者は
「成るように成るプロセス」を創る者であって、
「果・完成・完璧」を創る者ではない。
「果物」を育成する創造は出来ても、
「果物の出来」を指定する事は出来ないように
「果」は、巡り還る「宇宙摂理」の管轄。
決め手は獲得力ではなく「プロセスの創造性」。
複雑で高度な大縄跳びのような現実にも、
難なく跳び入る、高き「調律力」を持つ―。
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「現実」という果を変えられないならば、
一体いつになったら希求は具現化するの？と、
「わたしの想い通りの、美味しくて完璧な果」を
何とかして獲得したい御自我様は宣います。
獲得も含め「果」とは、「個」の領分外の創造。
例えば「果物」の生産者様達は、いつだって
「美味しい果物を作りたい」と思っているはず。
しかし、毎年変動する気候や土壌や種の質など
様々な自然環境に左右され、どれだけ懸命に
取り組んでも、希求叶わずな事もあったりする。
環境に応じた「育成方法」を幾度も試行錯誤し
きっとたくさんの「思うように成らない」体験を
積層しながら「どんな果が到来しても」変わらず
「今この瞬間の全力」で創造し続けます。
出来上がった「果」を「獲得＝購入するだけ」の
わたし達は、そんな背景には全く想い馳せず、
「今年は糖度が少ない」「前回よりも実が固い」
「小さかった」「水分が多い」等々、あーだこーだ
自我の観点で好き勝手物申したりします。
挙句「去年のがよかった」「これなら〇店の△を
買えばよかった」等々、損得勘定をし始める。
「意識場の創造構造は一律」です。
摂理に基づく「果」はコントロールできないという
「背景が盲目になっている意識の在り方」こそが
「獲得観点に囚われたわたし」となって現れ、
「停滞・衰退」が具現化した現実を創っている。
「盲目」を照らすならば、「形」を獲得している
全ての「果」を前にした時、その獲得へ至る
「プロセス」を観ようとしてみるのです。
季節の巡りと共に協働する果物の育成は
「協働共存」の方向を探し観る必要があります。
この気候で、この土壌で、この環境で、
この状況で、「美味しい果物」が成るように、
「育成者」として、どう道を創ろうか？と、
知恵と知識と経験の全てを振り絞り始める。
変動する全ての「巡り」と共存する位置に立ち
豊かな知恵を使って逆境と協働し、あらゆる
「今ここ」から「美味しい果」の巡り還りへ繋がる
「育成＝プロセス＝道」を創造しようとする。
そうした「意識の在り方」を現実に使って
「目の前の現実」とも同様に共存するのです。
「目の前の現実」が、いかにアンバランスで、
いかに混沌で、いかに煩雑で、いかに雑多で、
いかに過酷だったとしても、創造者として
「バランス・調和・シンプル・濃やか・穏やか」
等々の、「心地よい果」の巡り還りへ繋がる
「道となる今この瞬間」の創造に全集中し、
その毎瞬、その日々を積層していく。
「受容」は共存の観点に基づく創造です。
わたし達は「不具合」があったら、現実側の
仕組みや在り方を指摘して、「現実側」を
何とかすれば、すぐに直せると思ってしまいます。
物質界は協働者が少なければ、圧しの強さでそれが
叶ってしまうし、物理的に叶う事もあったりします。
しかし、わたし達の「存在場」は惑星地球で、
「宇宙摂理」を基盤の律とします。なので、
本能的に「気候や天候」にはそうしないのです。
例えば温暖化であれば、まずは自分自身の
環境への姿勢を見直し、取り組みを変えるなど
「創造起点」から「道」を創りはじめるように。
「現実」も同じです。目の前の全ての「果」は、
1年間懸命に育てた「果物」と同じようなもの。
「ああ、もう少し水を控えればよかったかな」
「あの土壌で△の方法は合わないのかもな」
「収穫のタイミングも変えればよかったかな」等々
試行錯誤で「至らなかった分」を観ながら、
「果」の全てを「今この瞬間からはじまる創造」の
「糧」として、ありがたく隅々まで味わうのです。
「果」は、叡知の宝庫です。それを「否定」したり
「拒絶」するなど、もったいない。「皮も芯も綿も」
全部食べて、苦味辛味「栄養丸ごと」吸収して
今この瞬間のリスタートの「エネルギー」に変換し
「果」という叡知に「意識」を合わせ、新しき
「今この瞬間」へ「律」を調え跳び込んでいく。
目の前の現実は、自らの「無限」という要素を
全て映す『鏡』。ゆえ、自分の事しか考えない様
人の話を聴かない様、わかっていてもやらない様
旧スタイルから変わらない仕組み等々、
「もっとこうすればいいのに」と思う事柄など、
山のように在るもの。しかし、それはその「場」の
協働共存者達が創造した「道のりの果」です。
「果」に対し「これをこうすべき」と働きかけても
協働者達が「同じ道のり」を歩き続ける限り、
何も変わらない。かといって「どの道を行くか」を
創造主に命じる領分侵害は出来ない。結局はいつも
「自分の道・プロセス」しか創造出来ないのです。
「協働」とは、「同じ道のりを行く者がいた時」
はじめて成り立つ創造。誰かの「ある道」を創る
プロセスを観て、「わたしもやってみようかな」と
他の創造主が共鳴してこそ、始まる創造です。
その「場」に共存する多くが「共鳴する」ような
「道創り」であれば、大勢との協働創造が
「自然と」成っていくもの。その巡り還りは
宇宙摂理の管轄です。よって、目の前の「果」が、
どのようなプロセスを経てあるのかを知らぬままに
「果」だけを観て、「これはこうした方がいいから、
皆もそう成るように、協力してやりましょうよ」
「こういう形を目指して改革しましょうよ」と、
「わたしのプロセス道」の創造へ従わせようとする
「傲り」を下げて、まず「ありのままの果」を食し
盲目の背景を學ばせて頂く＝「受容」に立つ。
全ての創造を 「わたしの体現」からはじめて―。
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