進化と共存する時 未知へのGATEが開きはじめる
何一つ見当もつかない世界へ 迷いなく踏み出せ
「出来る範囲」で生きる限り、進化的創造を
具現化することは不可能です。「出来るかどうか
全然わからない」「本当にやっていけるのか」
という方向に、「進化の光」は存在する。
しかし、そこへ踏み出す人が多くないのは
「御自我様の全力逃亡」を選択するから。
「絶対しんどいよ」「無理しなくていいって」
「出来なさが露呈して、劣等感塗れになるよ」
「楽に上に立てる場所にしなよ」等々のように
「わたし最高位」を絶対に手離したくない
御自我様は、「不安・恐れ」を使って
様々な「楽」へ誘うように、「逃亡」ルートを
次々に具現化して「揺さぶり」をかけてくる。
まるで菩提樹の下で瞑想するシッダールタに
魔物や鬼神を使って「恐怖・不安」を煽り、
艶めかしい姿の娘に誘惑をさせたりして、
修行の邪魔をしまくる悪魔マーラのように、
あの手この手で、幻想モードに浸らせ、
進化の未知を盲目にして、自我システムに
留める事に必死なのが御自我様です。
進化がシッダールタならば、退化はマーラ。
陰陽一対ゆえ「全」となれるわたし達は、
「進化と退化」のような対極世界を、
どう意識場に融合的に創造(構造)するかが
課題のテーマになっている。現実世界はただ
その意識場世界を実体化する「場」。では
あなたは「どんな創造構造」を具現化しますか―？
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ゆえに「衰退」する事が出来るし、そのお陰で
新しい文明や時代や生命を誕生させる事が
出来るのです。植物達が枯れ、また新しく
咲き誇り、再び豊かな実を届けてくれるのも
同じ「宇宙摂理の律」の恩恵に生きるから。
「対極の世界」は豊かさの証であり、
「循環」を創造している大切な要素です。
二元構造の意識の観点は、一元構造のようには
「推移する全体像」が観えず、ゆえ「極端」の
「真っ白」「真っ黒」の部分を切り取って
世界とする為「対立的構造」になってしまう。
「推移」を捉える観点に立ってみるのです。
例えば「桜」。わたし達は「満開の美しさ」に
出逢いたくてお花見に出向いたりします。
確かに、咲き誇る様は実に美しい。圧倒され
見上げ、空と桜のコントラストに美しさを感じ、
駆け抜ける風に 花びらがザアァッと舞う様に
美しさを感じる。我々は、「コントラスト」にも、
「散りゆく・衰」にも、知らず美しさを観ている。
宇宙は「フラクタル構造」です。
つまり「満開の盛りの桜を見上げる」という
「一瞬」の世界の中にも「衰退」は存在し
「推移」「グラデーション」「循環」が存在する。
「桜が咲いた」瞬間をフォーカスしている
意識の観点を、「春夏秋冬」へ拡げると、
「桜が咲くまでのプロセス」が観えてくる。
桜は「休眠打破」でよく知られています。
夏に花芽を作り、秋になれば越冬の為に
休眠し成長を止め、「真冬の厳しい寒さ」の刺激で
「再び目覚め」、春の暖かな気温を受けて、
成長を再開する。暖冬ならば開花が遅れ、
そうした「表側」では決して観る事ができない
一瞬の具現化が「満開」という日です。
そして「あっという間」にそれは「衰」となる。
ほんの数日の「具現化」に、春夏秋冬の
「バイオリズム」「推移」「グラデーション」の
プロセスを経る「循環という全」に観点を置くと
その「プロセス＝生き様」の美しさが観える。
そうすると、厳しく寒い冬の朝に、街路樹の
桜の木を観ると「ああ、休眠打破の時だね。
おはよう。春まであともう少し」と、思わず
手で触れてしまったりするのです。花の無い
「桜の木」は殆どの人は見上げたりしない。
けれど、「循環」という推移の観点に立つと、
真冬の厳しい寒さで目覚める＝休眠打破の
「今この瞬間の美しさ」が観えてくるのです。
二元構造の御自我様は「衰」を嫌います。
しかし、「衰」とは「物質界の観点」の表現。
休眠打破のように「目に見えない裏側」では
「目醒め」が起こっているのです。つまり、
進化への「はじまり」がそこに在るということ。
我々は「宇宙摂理」を律とする存在。
スピリットの目醒めも、桜と同じ循環を持つ。
御自我の「秋」は、「未知」と出逢う時。
自我システムを「休眠」させて、間もなく来る
「真冬の中の目醒め」を超える準備に入る。
何度も起きる御自我様を、寝かしつけるには
「春」へ向かう「根源的進化への振動律」へ
意識を一点集中し、シッダールタのように
いかなる幻想や誘惑にも動じることなく、
「自我を最後尾に下げる＝休眠」決定へと
行動グラウンディングし続けます。そうして
必要分が揃うと、「真冬＝課題」の目醒めが
到来する。超えれば春に一つ「進化の花」が
開花するのです。そのサイクルを繰り返し、
超えることで、荘厳な花が咲くようになる。
わたし達は「逆らう」体験も創造出来ます。
それは霊性進化プロセスとして誰しもが
経るプロセスともいえる。しかし、それを
「幾度も繰り返す」のは學びなきサイン。
なぜ開花しないのか。それは「秋」や「冬」を
避けてばかりいるからではないだろうかと問う。
植物や動物、自然全ては我々の師です。
厳しい寒さの冬を、嫌がる桜はいないように、
「目醒める」為に必要な推移を超えてゆく、
それは必然の理としてあるのです。恐いのは
「目に見える世界だけを全とするから」です。
「死も進化」であり、「衰も進化」です。
なぜならば、宇宙の「循環」の法則そのものが
「無限進化」のシステムだからです。
何も恐くない。何も恐れるものはないのです。
「未知」には必ず「進化」があります。
「絶対に進化がある」目の前の未知へ向かって
創造者として決意の「一歩」を踏み出して―。
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