「立ち位置が変わらない」創造は自我の出張り
受容とは「相手の決定を尊重する」体現にあり
創造は「意識とエネルギーが全て」です。
つまり「言葉」という創造物の端々にも
他者の「本音・真意」が存分に乗っています。
そして、他者も「わたしの鏡」ですから、あまりに
ストレートな本音をぶつけて、誰かを傷つけたり
自己イメージの崩壊に繋がることがないよう、
可能な限り「やんわりとした」表現をします。
その「やんわりとした」表現というのは、
言い換えれば「解釈の自由」があります。
例えば「こうして下さい」「そうしないで下さい」
という言い方は「NG」「拒否」一択の音です。
しかし、「出来れば、～して貰いたい」とか、
「もう半年も経つし、そろそろ～して下さい」
等々のような言葉というのは、
「出来れば」だし、「そろそろ」と云っているから
「今すぐ」ではないよね等々のように、
「自我都合」で幾らでも「捉え間違える」事が
可能な表現です。「御自我耳」が酷い時は、
「わたしの都合とは無関係のシーン」において
「簡単な要望を伝える言葉」などに、
言い換えてみれば聴こえがよくなります。
「出来れば、営業日に来て頂けますか？」とか
「そろそろ、時間も遅いしお開きにしますか。」と
聴いて、「出来ればだから、休業日でもよい」
「そろそろだから、すぐに帰らなくても大丈夫。
静かに楽しめばOK」とは思わないはず。
「出来れば」「もう、そろそろ」というのは、
相手に「可能な限り柔らかく届く」よう配慮した
「本音にヴェールをかける」為の装飾であって、
実際は「as soon as possible」、もしくは
「ASAP(はよせいやっ！いい加減にしろよ)」
に、該当するということです。もっと云えば
「配慮や気遣いのなさへの指摘」です。
「本音の振動」には、これを言葉にする前に
「この事象そのものを回避する選択決定を
具現化する事が、あなたには出来たはずです」
という指摘が含まれている。その「気づき」へ
すぐに行動グラウンディング出来るかが分岐点。
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それがどういう具現化として表れるかというと、
「事象そのものの消滅＝世界線変更」ではなく
「状況への対処＝世界線維持」で終わる点。
「二度と、そのように云われないように」しつつ
「わたしの想い通りを通すには」というような
「自我中」な観点では「世界線を変更する」
「分岐点を超える」ような具現化は不可能です。
今この瞬間目の前へ「巡り還って来た果」は、
今この瞬間の「自我意識の在り方」が
設計したタイムラインが反映された世界です。
それが「好ましくない果」に至っているならば、
「それを、好ましい果に変えようとする意識」
＝「今この瞬間の自我の意識の在り方」こそ、
「最後尾に下げる」事が、真っ先にする決定。
なぜならば、「わたしの都合を最優先にする」
意識を行動グラウンディングした「果」が、
目の前の「事象」だからです。ということは、
「この事象の世界線から解脱する」には、
「わたしの都合を最後尾にする意識」へ
行動グラウンディングするのが「最適」となる。
例えば、仕事が繁忙期で忙しくなってきた
母親が、出勤前にバタバタしながら大学生の娘に
「もうそろそろ、お弁当は自分で作ってね」と
云いながら、お弁当を渡してきたとします。
「このまま、お弁当を作って欲しい」御自我様は
「毎年、この時期は凄く忙しそうだったよね。
配慮がなかったな。これからは、母親の仕事が
忙しい時期は、お弁当は頼まないでおこう」と、
「相手のタイミングに配慮していない」ことが
「この事象を創造した」と捉え間違えがちです。
「世界線を超える」具現化に必要な観点は、
「この事象の消滅」です。よって観るポイントは
「事象の核となっている事柄」になる。この場合
『お弁当を母親に作って貰っている事』です。
その「核となる事柄」がなくなれば、この事象が
二度起こることはありません。
つまり、仕事が忙しくない時でも、休日でも、
タイミングなど一切合切無関係に、
「お弁当は母親に依頼しない」へ、
行動グラウンディングをすればいいという事。
そして大概、「相手の言葉」にはきちんと
「行動の方向性」が示されています。
なぜなら「言葉」は意識の在り方に基づくから。
上記も母親は『お弁当は自分で作ってね』と、
はっきりと明言しています。それを、御自我様は
勝手に「バタバタしている状況」「繁忙期で
疲れていて機嫌が悪く、タイミングがよくない」
等々のように「自我都合解釈」をして、
「わたしの要望を通し続けよう」とします。
「もうそろそろ、お弁当は自分で作ってね」の、
「もうそろそろ」は何を表すかというと、
「もう入学から半年も経ったし、大学生活に
慣れるまではと思って、お弁当を作っていたが
そろそろ自分で作ってね。成人したんだしね」
という振動が含まれているわけです。
相手がこちらの状況変化や事情を受容して、
「暫くの間、大目に見ていた」だけで、
「これが通常ではありませんよ」と伝えている。
そして、この台詞を云わせているのは、
紛れもなく「自我都合を最優先」にしてきた
「わたしの意識の在り方」です。
なぜなら「半年」という「十分な時間の猶予」が
あったにも関わらず、「自立的に動かない」
「ずっと依存し続けている」状態が続いたから、
「こんな事、こちらから云いたくはないけど、
もうそろそろ、限界です」ということで、
「言葉」として投下されたわけです。
よってシンプルに「相手の言葉を尊重」すれば、
万事解決するわけです。それを、御自我様が
「タイミングを計らいますので」「時間がある時に
そちらの都合でして頂いていいので」等々、
どこまでも「わたしの要望を通す余地・交渉」を
探ろうとすると、世界線は変更しないどころか、
関係性はどんどん「悪循環」へ転じてしまう。
「このまま、自分の都合が通り続けること」や
「不変」を好むのは、御自我様の特徴でもあり
「眠り意識」の特徴でもあります。覚醒的に
意識の「律」を調える創造は、「わたし」自身が
「白→黒」「０→100」レベルの行動を使って
「率先して変化する」グラウンディングを成す、
これが「基本中の基本」です。その「変化」を
具現化する時、「世界線が変わる」のです。
「交渉」と言い換えれば「聴こえは良い」ですが
「自己都合を最優先する意識の在り方」を
継続する為に、「これだけ譲歩しますので、
これまでと変わらないわたしを許して下さい」な
「行動グラウンディング」になっていないかは、
要観察ポイントです。「核となる事柄」への
「憂いがなくなる＝事象が消滅する」方向が
「世界線が変化する」方向です。そうなると、
「抜本的な」方向、即ち「めんどうだな」等々、
「自我都合に生きる御自我様が感じる」ような
方向に該当するはずです。「超えてしまえば」
何てことはないのに、「超えるまで」が長いのが
御自我様。その「体現」が「決定」になっても
「覚悟の上」であれば構いませんが、世界線の
「分岐点」はアッという間に過ぎ去ります。
なにせ「今この瞬間」しかないのですから。
ギリシャ神話のカイロス神(前髪がとても長く
後頭部が剥げた「チャンスの女神は前髪しか
ない」で有名な御方）の独特な御姿は、
「チャンス(ギリシャ語でカイロスと云う)」意識を
「具現化した果」だろうと思っていますけれど、
それぐらい「意識を全身で体現するわたし」で、
行動グラウンディングしないと「変化」という
覚醒意識の定着は厳しいと心得ます。
「慣れ親しんだ自我都合の世界観」から
「自我を最後尾に下げる意識を体現するわたし」へ
「わたしの行動を一致させるように」先導する
覚醒意識を「行動へ転化する」一歩を踏み出して―。
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