「何もかも」ではなく「一つ」を選ぶ覚悟
具現化は「最優先」の創造軸が決め手
「二兎追うものは一兎も得ず」という
言葉がありますが、何もかも全てを
「思い通りにしよう」という思考を持つ人で
具現化「上手」な人はいないものです。
しかし「具現化」だけを捉えるならば、
「支配・圧・権力・扇動」等々を使って
上手く周囲をコントロールして「我の儘に」
「思い通りに事を成す」人はいたりします。
「わたしが得・満足すればそれでいい」
御自我様は、周囲が一切観えない為、
動かされる側の観点など一寸も思慮せず
「わたしは何でも思い通りに出来る」など
「誇大妄想」癖の独りジャイアン状態ですが、
これは具現化上手ではなく、
強いて表現するなら「支配上手」です。
「協働共存場」で生きているわたし達は
「自＝他」の観点で基盤を創らない限り
循環が出来ません。極限に行き着く迄は
「我が儘に成す」事は可能ですが、やがて
自らが放ってきたエネルギーと意識が
マルッと還り「うまくいかなくなる」ので
「苦境」に陥る事になります。
１つの創造場に「創造軸1つ」を基本に
「何もかも」ではなく「最優先」の項目を
最善最良の具現化になるよう先導する。
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自分一人で成す事であれば、
「スケジュール通り」進める事は可能です。
しかし、そんな時にも「来客」があったり、
トラブルが発生して急な対応が必要に
なったり等々、「状況が変わる」事は
生きていればあるものです。
そうした時、わたし達は「予定外」の
対処に追われ、片付くと「何とかなって
よかった」と、安堵してクローズしてしまう。
しかし、この何気ない日常の事柄も、
覚醒的な観点から眺めてみると、
一つの「課題」投下としてあるのです。
「場は切り替わる」ということです。
「計画」「予定」は「今この瞬間場」に
おいてしか通用しないものです。
明日になれば、或いは１時間後には、
次の瞬間には、それが通用しない
「場」が到来する可能性もあるのです。
「うん、そうだよねぇ。優先度に応じて、
柔軟に対応する事が大事だよね」と、
軽く思えるのは、日常の「予定外」だけを
想定しているケースが多かったりします。
例えば、「３年間必死で留学準備をして
ある難関の奨学金制度に選抜された」途端、
「かねてからの夢だった仕事に就ける
チャンスが舞い込んできた」みたいに、
「どちらも手に入れたい」想定外の到来にも
上記と同じ観点で認識できるでしょうか。
日常の「予定外・想定外」の真なる
「學び」は「最優先の決定」にあります。
想定外でも対処可能な柔軟性の
根源は「最優先の一つ」への覚悟です。
例えば、火事場で「あれもこれも」を
持って出ようとモタモタしていたら、
「生命」が危うくなります。潔く全てを
その後は何とでもなるものです。
「あれもこれもそれも」何もかもが、
思い通りに何とかなる方法を探っても
朝と夜みたいに「同時に在れない事」への
未知が「同時に開いた」場合は、
どちらか一つを「決定」する事になります。
「思い通り」にしたい御自我様は、
嬉しい現実が２つも到来するという
満ちる豊かさはそっちのけで
「なぜ、今なんだ‥‥留学から帰ってから
このオファーがあれば…」等々不満を抱き、
「留学から帰ってくるまで、待って下さい
と言うのはどうだろうか。２年先だけど…」
とか、「留学の間は、オンラインで週末だけ
バイト的に関わらせて貰えないかな…」など
実に「我軸」な発想で、「思い通り」を
具現化する道を悶々思考したりします。
協働共存の観点(自＝他)に在ると、
関係者各位への、「状況の報告と、
選択期限の確認」に意識が向きますが
自我中思考に嵌った御自我様は、
「自分が決めない事には、進まない」と
「我」しか観えなくなってしまうので、
「自分がどちらか一方を選択した場合、
奨学金の枠にも、就職の枠にも、
空きが出る＝空きがでたら相手先も
他の候補者を選抜したり、声をかける
時間が必要になる」だろう事については
盲目になってしまいがちです。
こうして「自我時間」を過ごすぐらいなら、
「どちらも欲しい」という具現化へ
「あがいてみる」のも、ある種一つの
行動グラウンディングになります。
上記の「我軸な提案」を相手へ伝えて、
「それは無理です」となるのか、
「少し検討させて下さい」となるのか、
明確に「果」を知る事で「選択する」
という方向へ目を向けやすくなります。
「あれもこれも」な我欲に嵌っている時、
「現実は最善の學び」という観点が
大概盲目になっています。「奨学金での
留学の切符を手に入れた」途端に、
「夢だった就職先への切符が手に入る」
という現実が何を伝えているのか。
御自我様は「我欲」に目が眩みすぎて
「タイミングの悪さ」しか観えてないですが
現実は「留学の道」を開拓するプロセスが
「夢だった仕事に就く」という流れを創り
新たな「未知を開いた」様を伝えている。
「我欲」ではどちらも体験したいでしょうが
「今この瞬間に一致」した流れは、
「夢だった仕事に就く」現実の到来です。
必死に勉強した3年間は何だったんだ、と
御自我様は思いますが、そのプロセスが
「最短最速」で「夢」を叶えたということ。
プロセスは必ずしも「自我の望む事」を
「望むタイミング」で具現化するものでは
ありません。「熟した順に」到来します。
「留学も体験して、帰国したら留学先で
学んだ事を活かして、夢だった仕事に就く」
というのが、自我シナリオでしょうけれど。
ケーキも和菓子も全部食べたいみたいに
「留学も体験する」事は出来ますが、
帰国した頃の「今この瞬間」は違います。
あくまでも今そこに在る全ては、
「今この瞬間場」だから到来しています。
自我の「あれもこれも」な我欲を超えて
今この瞬間に「一致」した最優先を
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