「存在」に意味を投影する時 苦が生まれ
「存在のままに」生きる時 全てが循環する
「全てが決定しているならば、わたし達が
生きる意味って、一体何なのだろう？」
「全てが決定しているならば、選択の自由
という言葉はどうしてあるのか？」等々、
自我は色々な思考を展開します。
「全てが決定している」という事と、
「生きる意味を見い出そうとする事」と、
「選択の自由という言葉がある事」を、
「ならば」で繋げ勝手に関連付けていますが
実際は、無関係です。「我最高位」の
御自我様の「決定は我が決める事」という
勝手な思い込みによる思考に過ぎない。
列車が行先を決定している事と、車内で
どんな体験をして、どう時間を過ごすかは
自由に創造出来るように、『魂の羅針盤』が
今世に設定した幾つかの「決定」という名の
絶対的「定点」に到着する迄の「ルート」は、
自由に選択が可能だし、その道中に色々な
意味づけ物語を体験する事も可能です。
わたし達は「夜になる事が決定」していても、
生きる意味を問うことなく日常を営み、
何を食べるか、それをするかしないかなど、
色々な事を自由に選択決定しています。
宇宙はフラクタル構造ですから、階層が
異なっても容量の差異があるだけで、
「決定の配下」に在る世界にも、同じく
「無限」が存在します。よって「全てが
決定している」事と、生きる意味云々や、
選択の自由云々は無関係であり、それは
「最高位に君臨したい我欲の叫び」にすぎない。
「創造構造の盲目」は、「身の程知らず」な
「わたし最高位」の裸の御自我王の誕生に
直結する。「創造主はわたしなんだから」が
口癖の、お花畑幻想から解脱する時。
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「わたしが一番にならないこと」「わたしが
特別にならないこと」等々、全てが
「思い通りにならないこと」にあります。
わたし達は「創造主」であり、「創造者」
「観察者」「体験者」の観点を使えますし、
大いなる意識体と同じ「意識体」です。
「創造主」というと、全てへ影響を及ぼせる
「絶対的存在」のようにイメージされますが、
「領分」というものがあります。
例えば、「家主」のようなイメージです。
「我が家」の管理は「わたし」がしても、
他家の管理は出来ないように、
「創造主」というのは、「今世のわたし」の
『魂の羅針盤』の管理者です。つまり、
「決定の遂行を管理する者」ということ。
その「決定の遂行」の為に、３つの観点
「創造者・観察者・体験者」を持っています。
「創造主」だからといって、宇宙摂理の
システム盤に既に組み込まれている、
『魂の羅針盤』を変更する事は出来ません。
御自我様は「思い通りにならない」時、
「創造主なんだから、何でも出来る！
可能性は無限にあるんだから！」と、
「思い通りになる」事へ執着しがちです。
そうして「もう一回」を繰り返し続けて、
「プロセス」のタイムラインを延々と変更して
「思い通りにならない体験」を生涯続ける
「選択の自由」を決定する事は可能ですし、
一時期「思い通りになった！」を経ての、
「結局、駄目だった」へ着地するパターンの
一喜一憂体験を、生涯続けるも可能です。
「今世」で足りなければ、輪廻転生しながら
「もう一回」を繰り返し、プロセス体験の
タイムライン変更を何世もする事も出来る。
しかし、どれだけやってみても、システムに
セットされた「決定」は変更されません。
裸の御自我王様が最前線の時は、
「わたしなら出来る」万能感に囚われて
「欲を追い続ける」タイムラインを、
どれだけ「獲得観点」を追ってみても
「思い通りにならない」事に、必要分の、
時間・輪廻転生を経て気づいたら、
「同じ事を繰り返す体験から抜けたい」
「もういい加減、次に進みたい」という
進化希求が発露し、霊性進化プログラム
「覚醒」の章が発動しはじめるのです。
「獲得観点」を使ってしまうのは、まだ
タイムラインを変更しながら、「思い通り」を
追いたい「我欲」が存在しているからです。
「覚醒の章」は「自我システム」の解脱から
始まりますが、まず一番最初の課題に、
「決定の受容」があります。「思い通りに
ならない」という現実の到来が、何を
サインしているのか。それは、思い通りに
したい項目は「決定にない」という事です。
「思い通りにしたい＝獲得したい果」へ
至らない、或いは至っても長続きしない、
徐々に下降する、重苦しくなるなど、
生涯というスパンで「獲得→喪失」の方向へ
向かって行く流れは、得ようとしてる「果」が
「決定の定点にない」事を示します。
それを「受け容れるか否か」の選択は自由。
ゆえに自我は「否」を選択決定して、
「観たくないものを、観ない」
「聴きたくないものを、聴かない」を発動し、
「いつかきっと、良くなる」「わたしは創造主
なんだからどうにでも出来る」幻想体験を
生涯継続したりするのです。
「決定」を潔く受容する観点を創るには、
「いつかきっと」や、「必ず良くなる」的な
「わたしの人生への意味づけ・納得」を
追う「欲」を完全に手離すことが必要です。
「全てが決定している事」を、御自我耳は
「自分が決定して降りてきているのだから、
良くなる事しかない」のように、自我意識の
「わたし」が心地よくなる事であるはずだという
「聴きたいように、聴く耳」で聴きがちです。
宇宙摂理のシステムの盤上に、組まれている
システムが『魂の羅針盤』です。宇宙摂理は
「自我意識」ではないので、「わたしが」という
観点はありません。宇宙摂理のシステム盤の
「循環に基づいた決定」の流れがあるのみで
それは時に、自我にとっては「好ましくない」
決定も含まれていたりします。そして、その
「決定」が覆る事はありません。自我意識は
「わたし」という最小単位の世界の中でしか
「体験」を観れないので、例えば「もう、これが
思い通りにならないなら、生きる意味ない」
的に、「わたしが全て」な観点で苦悶しますが
自我システムから解脱すると、そうした全ては
小石が靴の中に入った程度になるものです。
執着など、小石を取り出す程の労力で、
手離す事が可能になるということ。
「思い通りにならないこと」を手離して、
「思い通りに勝手に成っていくこと」に生きると
全てが一気に循環しはじめます。なぜならば
それが「決定」だからです。「決定」というのは
出逢いさえすれば、全てお膳立てされるので
自我欲を追う時のような果てしない労力なく
自動的に、豊かに満ちる循環へ流れます。
あまりの「雲泥感」に驚愕するはずです。
そうした、成っていく事に出逢うには、日々の
現実の到来の中に存在する、「決定」への
「否認」を手離し、受容していく事から。
殆どの自我は「決定にない方向」を欲し続け
「決定にある方向」を違うと思い込んでいます。
「成っていく方向」は霊性進化プログラムと
結びついているので、自我からすると
「しんどそう」に観えたりして、逃げてしまう。
しかし、ご継続セッションにお越しの方で、
「思い通りにならない」方向を手離して、
否認していた「逃げていた方向」へ向き合い
超える選択をされた方々は、一歩進む度、
一つ超える度、豊かに満ちてゆく体験を
一様に具現化されています。そうして
「受容」に生きていると、やがてその道に、
真なる「決定」との出逢いが訪れるのです。
わたし自身も「決定に生きる」方向の一つに、
このお仕事があります。「欲した」事はなく、
そうなるよう意図的に動いた事も一切なく、
超えてゆく未知の中で出逢った「決定」。
現実を隅々まで観察し、「否認する」全てを
丁寧に掬い「受容する」一歩を生きてみて―。
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