具現化創造は「放出が先」が基本
「今この瞬間」の「分」から全てを始める
「欲するを獲得すること」に囚われていると、
「得る」という着地点へのプロセスを、
ゼロにするレベルの「最短最速」ルートへと
手を伸ばしたくなるのが御自我様です。
例えば「〇を買うのに5万円足りない」時、
それを持つ他者に借りるなどのように。
物質界では「後で返せば問題なし」でも、
霊性進化という観点からすると、
「欲するを先に手に入れる癖」は
我欲をただただ強化するものでしかなく、
停滞と退化を具現化する道となるのです。
「今この瞬間のわたし」では、具現化が
出来ない「分不相応」な事を、「他者の分」を
使ってでも「今すぐにそれを得る」選択は、
「我欲を最優先にする」決定です。
手に入る「方法」「手段」があったとしても、
その「プロセス」は、自らが決定する「生き様」に
一致しているのかを問うことは重要です。
手の届く場所に存在する「欲」への執着を下げ
今この瞬間の「自らの分」からスタートすること。
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なぜなら、「今この瞬間のわたしの分」では
具現化出来ていない事を、具現化が出来る
「ない」→「ある」を創造する進化プロセスは
「自らが出来る全てを込め放ち 道を創る」事が
当然に先になります。そのプロセスに応じて
「具現化率」も変化します。
冒頭の「〇を買うのに5万円足りない」も、
本来なら、「5万円分の働きを欲している場」を
自らで探し、「5万円分の働きを提供」して、
お互いが「凸凹→□」という循環の中で
「得たい物を得る」協働創造です。
「後から、5万円分働いて返しても同じだ」と
捉えるのは「物」に観点を置いているからです。
「プロセス」をよく観察してみるのです。
「他から借りた「分」を使って、我が欲するを
先に手に入れ、我のペースで「物」を返す」
という流れは、欲し得るのは「我」のみです。
自らが欲する為ではなく、誰かの欲するを
具現化するサポートへ動く事を決定した
「他」は、「一方的な放出」に過ぎません。
「自」は、「欲するを先に手に入れた」後で、
「5万円分の働きを欲している場」を探して、
「5万円分の働きを提供」して、「凸凹→□」
という循環の中で得たお金を、
「他」へ返しても、それは本来「欲する物」を
得る為に必要だった「対価分」の支払いです。
即ち「自分の為」であって、「物」は返せても
無償で放出してくれた「他の分」を返す事は、
「物の返済」では出来ないということ。
上記は「自のプロセス」に観点がありますが
俯瞰して「自」と「他」のそれを観察すると、
「他」は誰かへの純粋なるサポートによって
「徳」を積む事で、自らの希求を具現化する
エネルギー貯金を得て、「自」は「他の分」を
借りて「今すぐ欲するを得た」、とも観れます。
「だったら、お互い様だね」と、御自我様は
すぐ安心して流しがちですが、そうではなく。
「他の分を借りる」プロセスが癖になると、
「我が欲するを得る」度に、「分の借金」が
加算されていくことになります。解消するには
無欲な場において、「無償・純粋」な放出を
「頂いた分」行う事が必要になります。
もし、そうした背景に全く気付かずに、
物質的観点で流し続け、知らず知らずに
「分」の借金が重なり続けると、ゆっくりと
坂道を転がり落ちるように、御自我様の
大嫌いな「思い通りにならない現実」が
ジワジワと拡大していくことになります。
しかし、いくら気を付けていたとしても、
全てのサポート分に気づくことは不可能です。
なぜなら「霊性進化中の未熟」にあるから。
未熟なわたし達はいつも、様々な面において、
「サポートを頂いている」身の上にあります。
そして、それにすら気づかないのです。
そのことを自覚していると、「今この瞬間」の
「自らの分に相応」なスタートラインから、
我欲に囚われた安直な選択をする事なく
「自らのプロセス」を行くことが最善最良の
決定であることが観えてくるはずです。
「気づけていない分」は、日常の中において
十分に返していく事が可能です。そうした事は
わたし達は比較的身近で行っていたりします。
いつも「〇でお世話になっているから」と、
別の事で御返しするみたいに。しかし、それは
「自覚出来ている範疇」ですから、自覚以上に
色々な人から頂いている「分」については、
純粋に見えない所で放つルートが最善です。
誰かが片付け忘れた物を片付けるとか、
見逃している汚れを掃除するとか、
差し入れをする、誰かのお手伝いをする、
たまに皆のランチ代を出す等々、「ふと」
目にした何らかの、「こうしたら、いいのでは」
という「自らへの気づき」を、「他所事」や
「無関係」と流すことなく、気づきに沿って、
「自らが」行動グラウンディングするように。
そうした事を当然に成す「癖」へ至るには、
まず今この瞬間の「現実」が呈する、
ありのままの現在地をスタートラインに、
「自らの分」に応じたプロセスを歩むという
「我欲を下げて＝自我を最後尾に下げて」
コツコツと、一歩一歩を着実に具現化する
行動グラウンディングを目指していきます。
「欲すると同じ分」を「先に放つ」ように
空(くう)なる無限を使う 創造者になって―。
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