意識界に時間軸の音は届かない
「今この瞬間の真上の音」を使う
物質界の人間同士の伝達において
わたし達は「過去・現在・未来」の
概念を便宜上多用しています。
実際は「今この瞬間」しかなくとも、
「昨日の〇〇の件」「明日の〇時」など
「過去・未来」をあるものとして
「現在」へ組み込むことで、
同じリアル場で協働共存しながらも、
「見知らぬ他国の言語」ぐらい、全く
異なる「自我世界」を生きる者同士の
「認識一致点」を創造する事が
圧倒的にスムーズになります。
もし「今この瞬間」の概念しかないと、
全てを「最初から話す」必要があり、
それでは途方もない時間がかかるし
年齢を重ねれば重ねる程に、
「説明だけで3年」みたいになってしまう。
しかし、これは「物質界の連なり」の話。
意識界は時間軸は存在しません。
よって「意識の設定」に使う観点や言葉は
全て「今この瞬間の音」を使います。
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という概念を共有することによって
「時間軸」を「協働認知」し、
「今この瞬間」の背景の「空(くう)の間」に
「連なり・因果」などを使って展開する
「無限なる物語世界の創造場」という
「幻想フィールド」を共有しています。
なので、わたし達は「あの頃」「いつか」
みたいに「過去や未来」を共有体験できるし
加えて、出逢った事象や他者に、
「なぜ、どうして」と、この現実になった
「背景の幻想物語」を観ようとします。
「もしも、あの時こうしていれば」
「もし、わたしの返事がこうだったら」と
世界の「因果」に囚われながらも、
どこかで「無限の因果を楽しむように」
後悔や浪漫の幻想物語を堪能する、
それが「自我世界」の魅せる微睡。
確かにどこかで自らが放った
「動エネルギー」が「循環」して、
どこかの今この瞬間の現実へと
還ってきている「因果」がありますが、
それは「放ったものが、自らへ還る」
という因果が在るだけで、あの時の
わたしの〇〇が、とか、わたしがいつも
□□な考えを持つからだ、のような
ピンポイントの特定は不可能です。
しかし「必ず世界をこのように捉える」
という「意識の設定」はあるので、
例えば「いつも自己保身が最優先
=自分の事しか考えない=協働共存の
観点がない」設定になっていると、
自分の目の前に到来する現実は
「わたしが損ばかりしている」
「誰もわたしを必要としない=無価値」
「同じ事をしても別の人が称賛される」
等々のような世界にしか観えない、
ということはあります。
これは「協働共存の循環概念」が
「全ての創造においてない」が故に、
体験している「因果」になりますが、
「わたしが損な役回りばかりなのは、
昔〇〇をしたからだろうか」とか
「わたしが必要とされないのは、
△△が出来ないからだろうか」等々、
「心情を起点・自我の観点を起点」
とした「因果」を捉えても、それは
自我の「物語内の因果」です。
つまり「幻想」でしかない。よって
特定することは不可能なのです。
厳密には「どこかで放った」というより
「どのような意識の設定の常態化が
この因果の循環体験を創っているのか」
という言の葉になります。
創造は「意識とエネルギー」が全てであり、
創造設計は「意識」が担っています。
よって、体験世界を変えるには、
「協働共存の循環概念の設定がない」
という今の意識場の設定を、
「ある」へ変更する事になります。
物質界は「陰陽一対」の構造なので
「今の表を裏へ返す」事で
「重たさ→軽さ」のような逆回転の
体験を具現化することが出来るのです。
「体験する創造世界を変更する」時、
まず最初に必要になるのが
「体験者」の観点に加えて、
「観察者」の観点を立てる創造です。
体験者はサインをキャッチする役、
観察者は「現在地を把握する役」で
この二者の観点で大きく異なるのが、
「体験者は時間軸を使う」が
「観察者は時間軸を使わない」ことです。
なぜなら「時間軸を使う限りは、
自我意識の観点になる」からです。
例えば「翌朝の思い入れのある企画会議に
資料を配布したくて、徹夜して仕上げたが
家の玄関に忘れて出社した」とします。
この世界の「わたしの現在地」を
表現する時「資料を忘れたわたし」
のように「忘れる」という音を使って
時間の連なりの中に「わたし」を
「時間の概念がある意識場
=自我の意識場」になるので、
自我世界の物語の観察に
なってしまいます。
また「現在地」を確認するのに、
「わたしの位置だけ」を表現するのは、
道に迷った時、マップでGPS表示される
自分の「現在地だけ」を超拡大している
「いや、どこにおるねん」状態です。
「現在地」をマップで見る時は、
周囲の駅や道が見えるサイズで
「わたしのいる場所」を捉えるように、
「全体の中のわたし」を観ていきます。
以上を踏まえると今この瞬間の「わたし」は
「企画会議で配る資料がない」
という位置に存在しています。
「資料を忘れたわたし」と、
「企画会議で配る資料がない」
を並べてみると、
前者の音は「徹夜したのに」とか
「何でこんな事になったんだ…」
「徹夜して作ったんですが…」等々、
「後悔」や「言い訳」の世界に
繋がりやすい事がわかります。
「時間軸」を捉えた瞬間、即座に
「自我の意識場の中」に入るので、
「物語展開モード」になりやすく
リスタートへ向かいにくくなるのです。
一方で後者は「配る資料がない」
という状況把握しかない音なので、
「今この瞬間から最善への一歩」を
創造しやすくなります。
そうすると「練った構想を伝えること」
を最優先の創造軸として、
「ホワイトボードを使って図を描きながら
口頭で説明をする」など、
「行動グラウンディング」をデザインし
「今この瞬間の創造場に生きる」
という事が可能になります。
体験者は「時間軸」を使って常に
「過去という幻想」を繋げる為、
「労力・これまでの想い」に囚われるので
「最悪だ、忘れてしまった!」と今の現実を
時間軸を使ったコントラストで「判定」して
心情物語に呑まれてしまいがちです。
その体験者のサインを受けて、
「観察者」として状態を観る位置に立ち
「今この瞬間」の概念の観点を使うと、
「現実の到来=決定の循環」なので、
「配布しない決定がある」になります。
資料作成という体験はプロセスであって、
「徹夜するぐらい直向きに集中して、
一つの創造へ動エネルギーを放つ」
という体験を経たというだけのことです。
もっと云えば、その体験を経たルートの
「最善最良」が「資料を配らない」決定、
という事になるので「ああ、そうなんだ」
「これが最善最良の學びの課題ですね」と、
「進化への光」を受容して次の一歩を展開すれば
「自我の想像を超えた未知」を具現化出来るし
幻想に嵌る時間も、ぐっと短縮します。
「せっかく作ったのに…」と幻想の時間軸の中で
「この物語を完成させたい」と思っているのは
自我意識だけで、現実=具現化は、
いつも「今この瞬間の最善最良ルート」を
わたし達に提供し続けてくれているのです。
それが自分にとって、どういう体感であるかを
いつまでもグダグダ語っているのが自我です。
「時間の概念」を超える音を観察に使って
「全体の中のわたし」という現在地、
「今この瞬間」の真上に立ってみるのです。
時間軸の連なりから、循環の連なりへ。
概念の拡大へぜひチャレンジを―。
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読んで下さって、本当にありがとう。
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それでは、また。
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