1937年スペイン北部ゲルニカに
衝撃的な爆撃事件が起きました。
この事件に対し世界は
スペイン産の不買運動を開始。
シェリー酒界も大打撃を被り
不買運動が明ける1950年代まで
シェリーの酒蔵は潰れて続けました。
他方シェリー酒自体の需要はあったため
英国産、南アフリカ産の他
オーストラリア産、ニュージーランド産、
アメリカ産、カナダ産など
イミテーション・シェリーが
増えていきました。
その後、シェリー酒業界は1960以降復活
1970年代にはピークに達します。
今回の不買運動はウォッカですが
ウォッカ自体は既に世界各国で作っており
何か大きな動きが起こるとも思えません。
心配はウォッカ=ロシアではないのに
ウォッカというお酒のイメージが
悪くなるとしたら
そこは危惧されますね。
因みにウォッカの呼称に関しては
どこがルーツかが争われ1982年に
ロシアとされますが
その後、2002年呼称問題は再燃…
現在は原材料を明記すれば
スタイルとしてのウォッカは
OK(?)になっていますが
米国禁酒法(ヴォルステッド法)の
最終段階の一つのキッカケになったのも
Uボートによるルシタニア号撃沈と
それに対するビール・ボイコットだったので
今回のそれも何かが起きそうでなりません。