サラ・ボーウェン著の
「テキーラとメスカル」
2章まで読んでから
目次から抽出読みに変更。

途中で気づく点があり
著者に興味が湧いたので少し見てみると
ノースカロライナ大学教授で
社会的弱者目線の強い方でした。

いえ、良いことだとは思いますが
嗜好品であるコーヒーやチョコ、
バニラなどでも似たような問題はあり
この10数年でもその手の本が出され
フェアトレードという言葉も聞き慣れましたね。

嗜好品系ってのは面白いもので
誕生期、発展期、大規模化、
技術革新、先祖返り(?)など、
似たような足跡を辿りますね。

創業者の思いは会社が大きくなると
会社の思いになり
船同様舵を取るのは大変。

効率を求めると技術的進化があり
それはそれで素晴らしいですが
何か大事なものを削ぎ落としてしまうのは残念。

休業さえしてなければ
今日あたりはテキーラバーに行きたい気分ですが
確かに個人的に気に入ってるのは
そんなに大手のテキーラじゃなく
小規模な蒸留所のものが多いです。

文中の豆を何で煮るか?の話は
ある意味で面白かったです。

今日は本を読みながら奇しくも
クエルボのアニェホを飲んでいましたが
本を読んでその背景の歴史に
今まで以上に興味が湧きました。
(まぁ大手も悪くないですがね)

テキーラがメスカルの中から
良し悪し別に秀でてきた背景も分かりましたし
それが北米で流行を生み
一度、衰退期を迎えてから
近年また復活している話も面白かった。

そのきっかけと言われるチナーコ。

一度飲んでざっくり裏話は聞いてましたが
今のプレミアムテキーラの流れを
つくったのがコレだったとは存ぜず。

店に行けないのでつい注文してしまいましたw

以上、図書室からでしたー