閑古鳥ってどんな鳥?

開催宣言をしていたFOODXまで中止になる
コロナショックで閑古鳥なこの数週間…

閑古鳥って架空の何か?
天然記念物か何かと思いきや

実は鳥の「カッコー」のこと。

日本人にはその泣き声が
カッコーと聞こえるのでカッコーなんですが

スペイン人には「クコ」と聞こえるそうで
スペイン語でカッコーはクコと言います。

カッコーが鳴くシチュエーションと言えば
長閑な田舎風景を思い出しますね。

山が見えて近くには小川が…
そんなイメージ。

人里離れて別荘地や寂れた温泉地に行ったら
向こうの方に聞こえてきそうな感じですね。

そんなちょっとずつ寂しい感じを
カッコーの別名でいう閑古鳥としたのが
閑古鳥という言葉の始まりなのだとか。


コノハズクの鳴き声が「仏法曹」と
ホオジロの鳴き声が「一筆啓上仕り候」と
燕の鳴き声が「歯渋い渋い」と
聞こえるなんてのもありますが、

一般的には
ウグイスの「法華経」や
ホトトギスの「特許許可局」
結構聞くのは
コジュケイの「ちょっと来い、ちょっと来い」
かもしれませんね。

こんな感じで鳴き声を文字化/文章化することを
野鳥の会用語で「聞きなし」と言います。

さて上記のボトルは
スペイン南部サンルーカルのボデガ(酒蔵)
バルバッジージョ社のオロロソで
その名も「クコ」

まさにカッコーの名前を取ったものですが
サンルーカルには目の前に
グアダルキヴィル河が流れ
その向こうにはドニャーナ国立公園が広がり
アフリカ大陸から飛来するカッコーがいます。

同社では動物保護にも協力しており
毎年4回無濾過のマンサニージャを
記念販売しております。

仕事を忘れて
カッコーの鳴く場所へ行きたくなりますが、
店はカッコーだと困りますね。

さてこのコロナショックは
いつまで続くのでしょうか。。。