<音楽鑑賞>

今日は楽しみにしていた
古楽演奏会
「マルティン・コダシュ」
Martin Codax

1913年マドリッドの古本屋にあった
キケロの本の裏打ちに使われていた
羊皮紙が偶然発見されたという
オリジナルは13世期という
楽譜を使っての古楽演奏会!


最初に演奏された曲は
アルフォンソ10世賢王による編曲
そんな時代に音楽を通して触れられるのは
素晴らしい機会です。


何の曲もイスラムの影響があるのは
解説にもありましたが
歌詞は歌に最も合う古ガリシア語で歌われ
アラブ系音楽やセファルディーム好き
ケルト系音楽好きにも
気にいる楽曲の数々でした( ̄▽ ̄)


叶わぬ恋を歌う歌で
王であるアルフォンソが聖マリアを
歌ったというのも興味深いストーリーでしたが


別曲で司祭が奉納された綺麗な布で
邪な気持ちで自分の下着を作らせ
神から罰を受け大事な部分が痛くて叫ぶ‥
というなんとも面白い弾語りも
人は変わらないのだなぁ‥と。


アンコールのユダヤの曲も良かった(^^)
チャンスがあったらまた聞きたいです!



マルティン・コダシュは
マルティン・コダックの名でも知られ
スペイン業界、ワイン業界では
アルバリーニョの白ワインと
オルーホ(粕取りブランデー)でお馴染み。

最初の曲はアルフォンソ10世賢王編曲ですが
アルフォンソ10世と言えば
ヘレス(シェリー酒の町)を奪還した王様。
シェリーブランデーの名前にもなっていますね。