<独り言>

ワインのプロが
日本酒に向かうのは良いことだと思います。
それが半分は必要にかられてだとしても。

ただ日本酒をやる時には、
古酒や味醂、米焼酎も含めて観て欲しいですね。
これは日本酒がメインの方々にも言いたい。
(本醸造を否定するなら
ブラインドで全部当たってから言って欲しいです)

そしてその全体像を観た時、
今一度シェリー酒の世界に目を向けて欲しいですね。
色々気づくことが多いと思うので。

僕自身、ワインから始まってシェリー酒に行き、
スペインで日本酒について聞かれて
唎酒師資格を取ったにも関わらず答えられず、
日本酒の勉強をし直し、
そこで日本酒とシェリー酒との共通点の多さに
シェリー酒自体を見直した経緯があるので。
(過去には千葉の酒蔵に醸造研修にも行って
全行程を端折りながらではありましたが
体験しました)

追記:シェリー酒を扱うプロの方は
逆にワインと日本酒の勉強をやった方がいいです。
絶対に。好き嫌いじゃなく。

体感的に言わせて頂くと、
ベネンシアドール資格の賞味期限は3年です。
4年目に何をしているか?
という目標を立てて欲しいです。
もちろんウイスキーの勉強も必須ですよ。

追記2:矛盾するようですが、
全てやる必要もありません。
全くやらないという選択もありです。
ただ楽しく飲めばいい、
それでもいいと思います。

僕が言いたいのは
人の嗜好や興味は幅広いということと、
何かを分かった気にはならない方がいいということ。
僕自身毎日、無知の知を感じ
その恐怖こそが勉強をさせてくれるのです。
そしてそこで得られた閃きという
脳内麻薬に溺れているのだとも。

まぁ独り言です。独り言。無視して結構。

追記3:お客様は勉強しない方がオススメ。
プロに任せるのが一番贅沢なことですから。
ホント。僕がなりたいのはお客ですんで。
ちゃんとプロがいる店のね。そういう事です。