あの誰もが知る曲から始まる
第8回パリ・オリンピック(1924)を描いた
映画『炎のランナー』
実在のユダヤ人エイブラムスと
スコットランド人宣教師リデルという
二人の主役の苦悩と
努力と勝利を描いた映画。
舞台は1919年
ユダヤ人エイブラムスが
「ケンブリッジ大学」
に入学するところから始まりなす。
大学に相応しい選手かを見定める教授陣
その手には「シェリー酒」が。
英国の大学では
ジェームズ1世の時代から
大学では教授クラスが
「シェリー酒を飲む習慣」
があります。
シェリー酒は
ポート酒やマディラ酒と共に
紙のエチケットを貼った
瓶の状態ではなく
いわゆるデカンターや
タンタリーゼと呼ばれる
瓶から注がれるのが常。
時代は第一次世界大戦が終わった頃
丁度あのドラマ「ダウントンアビー」と
同じ時代です。
時代は大きく変わろうとしており、
宗教、階級、立場、性別、
色々なものが変化し、
人々はその中で精神的にもがきます。
聖公会の多いイギリス、
自由の国アメリカ、
そして平等を歌ったフランス、
そこにユダヤ人と、
安息日を守る宣教師、
色々なものが上手く表現されていましたね。
そう言えば、映画の中では主に
「モエ・エ・シャンドン・シャンパン」が
よく出てきていましたが…
スポンサーだったんでしょうかね?w