<館長の独り言>
シェリー・セミナーをやると
必ずシェリー樽の話になります。
そして
「シェリー自体は全てアメリカン・オークで
スパニッシュ・オークは使わない」というと
未だにびっくりする方がいます。
理由を説明すると
理解しつつも、どこか納得いかないようで、
「でも、じゃぁコロンブス以前は
スパニッシュ・オークだったんじゃ
ないんですか?」と聞かれますが、
その質問というのは、
あくまでも「あった」ということにしたい
という心理が見え隠れします。
でもスパニッシュ・オークには
色々問題があるので、
好んで使う理由はむしろないんですよね。
ウイスキーには向いていても
ワインにもシェリーにもは向かないのです。
何故かはまぁ拙著を読んで頂くか
ご来店いただくかセミナーでご質問を。
追記:アメリカン・オークというと
バーボン樽だと思う方がいますが、
ここで言うアメリカン・オークは品種名です。
そう言えば先日、バーボン樽を
スペインのヘレスに持って行って
シーズニングして使うという
意味不明の説明をするバーテンダーの方が
いましたが、これは何かの勘違いですね。
まぁそんなマニアがいてもおかしくないですが
色々考えてもまぁないですねw
あまり意味がないのでね。