この10年ですっかりお馴染みになった
シェリー・カクテル
【レブヒート】
Rebujito


スペインのバルではポピュラーかというと、
そうではなく、実は
『お祭りの飲み物』


とはいえ、スペインはお祭り大国!
年間200日以上はスペインの各地どこかで
お祭りがあるというからすごいですね!

きっとローマ時代からの
「パンとサーカス」の日々が
脈々と続いているのでしょう!


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さてこの「レブヒートrebujito」とは、
そもそも何なのでしょうか?


そもそもこの言葉はアンダルシアの方言で
「混ぜたもの」を指し、
通常は祭りの際に屋外で飲む
カクテルとして広まりました。

その起こりは1970年代とも
1990年ころともいわれ、
その原型は19世紀後半にアメリカで現れた
「シェリー・コブラー」だ
とする説もありますが、

スペインには大昔からバッカス誕生を祝う
「アンテステーリア」という三日間の春祭りの
1日目にバッカスを称える歌を歌いながら
ワインを水で割ってのむ習慣がありました。

ただ、このレブヒートと呼ばれる
カクテルを作るには
①マンサニージャかフィノ
②ソーダ水
③氷

などが必要になります。

そうなると
①18世紀末期から19世紀以降
②7up(1920年代以降)、カセーラ(1940年以降)、スプライト(1950年代以降)
③1850年以降発明、一般家庭には1950年以降


となりますから、
上記にある1970年から1990年ころに
登場したとするのが適当でしょう。

このカクテルが多く飲まれる祭りは
・ロシオの巡礼際(1653年以降、
1959年以降大規模化)
・セヴィリアの春祭り(1846年以降)

・マンサニージャ祭り、馬祭りなどなど…

特に大規模で100万人を動員するという
「ロシオ祭」や
5日間にわたって行われる
「セヴィリアの春祭り」では
その消費量も膨大です!!

ロシオの巡礼祭りはマンサニージャの里
サンルーカル・デ・バラメダのある
グアダルキビル川の向こうで、
ロシオの巡礼祭の時だけ、
普段は通行が禁止された
ドニャーナ国立公園を通ることが許されます。

また、セヴィリアではフィノよりも
マンサニージャを多く見かけることが多く、

この大きな祭りを二つ見てみても、
レブヒートの原材料となるシェリーが
マンサニージャが
圧倒的に多いことが
お分かりいただけます。


そんなレブヒートにおすすめな
マンサニージャをご紹介します!

以下のマンサニージャには
レモンやミントは不要です!

sherry
「ラ・モンテリア・マンサニージャ」
味わい☆☆☆☆☆ 価格☆☆ 
中瀬評価☆☆☆☆☆
他社製品にはない酸味が
レブヒートに最高です!!
こだわりのあるバー向き

sherry
「ミカエラ・マンサニージャ」
味わい☆☆☆☆ 価格☆☆☆☆☆
中瀬評価☆☆☆☆☆
個人的に自宅でもよく飲みます!!
バル、レストラン向き

image
「マカレナ・マンサニージャ」
味わい☆☆☆☆ 価格☆☆☆☆☆
中瀬評価☆☆☆☆☆
個人的に好きですねぇ!店の定番商品です!
こだわりのあるバーからレストラン向き

sherry
「サンルケーニャ・マンサニージャ」
味わい☆☆☆☆ 価格☆☆☆☆☆ 
中瀬評価☆☆☆☆
入門から玄人まで満足な一本!
バル、レストラン向き

sherry
「サン・レオン・マンサニージャ」
味わい☆☆☆ 価格☆☆☆ 
中瀬評価☆☆☆
マンサニージャ界の王様!
昔からファンの多いブランド。
バル、レストラン向き


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+レモンがほしい銘柄

sherry
「ラ・ヒターナ・マンサニージャ」
味わい☆☆☆ 価格☆☆☆ 
中瀬評価☆☆☆
マンサニージャ界の女王!
The定番!!The入門編!
バル、レストラン向き

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なお「フィノ」で作る場合は
+レモンは必須です!!


ソーダは現地では7upや
スプライトが定番ですが、
日本では一般的な無糖無香料ソーダ水で
OKだと思います。
*当館は「男のちょい悪強ソーダ」を採用。
*以前は「リボン・シトロン」なども
使ってました。

ただし、
・トニック・ウォーター
・ジンジャー・エール
は味わい的にも違う系統のカクテルになるので
個人的には名前を変えてもいいのかな…
と思いますw