シェリーの蔵のことを、
ボデガ"Bodega"と言いますが
これは元々ギリシャ語で、
薬局を意味する「アポテカ」から
派生した言葉でした。
アポテカが
スペイン語に入りボデガに
イタリア語に入りボッテガに
フランス語に入りブティックに
ポルトガル語に入りアデガになりました。
英語はでは薬剤師のことを
アポテカリーと言います。
つまり言うなればボデガは薬局であり、
そこから出てくるお酒は
「薬」と言えますねw
今でこそ薬局で様々な薬を
買うことが出来ますが、
かつての薬の供給元は
薬酒屋(修道院なども含む)と、
スパイス屋が担っておりました。
そこから薬だけの薬局として
独自に団体が成立したのは
1840年代のことでした。
興味深いことに、
この時代からワインや蒸留酒、
リキュールなどは薬ではなく
主として嗜好品として
扱われて行くようになったのです…