sherry

以前からプロ向けセミナーでお伝えしている
メッセージがあるのですが、
今日は思うところあってブログを書きたいと思います。

【初心者が飲むべきシェリー酒?】

「シェリー酒」
というと、大概の人は、
「聞いたことがある」
のですが、
「飲んだ事がない」
もしくは
「意識して飲んだ事がない」
というのが特徴として挙げられる
お酒でもありますw

ワインを勉強した方は
「酒精強化ワインの一種」
として習い、

ウイスキーを飲む方は
「熟成に使われる樽の一つ」

スペイン好きな方は
「バルの飲むお酒」
「フラメンコで欠かせないお酒」


英国好きの方は
「ホームステイで出てきたお酒」

英国系小説好きな方は
「シェイクスピアに出てきた」
「シャーロックホームズに出てきた」


などなど、

様々な印象があるのが特徴でもあります。

で、改めて
「そのシェリーはどんな色でしたか?」
と聞くと、

実は多くの方が
「茶色いイメージ」
を持っている方が多い事が分かります。

にも関わらず、

レストランやバー、酒屋さんなどでも
最初に買う/採用するのは
「透明系の色のシェリー」
だったりするのです。


そこで提案させて頂いているのが
初めて飲むには、店の導入には
「茶系の色のシェリー酒」
を選んで欲しいのです!


sherry

実際、700年に及ぶシェリー酒の歴史からすれば
茶色いシェリーの方が主流ですし、
全体の生産量を見ても茶色いシェリーの方が多いのです。


例えば、レストランでグラスワインを置いているなら、
「白ワイン、赤ワインの間に、茶ワイン」
として提案してみるのは如何でしょうか?


バーでシェリー樽熟成のウイスキーを置いているなら
「オロロソやペドロ・ヒメネス」
などを提案してみては如何でしょうか?


お酒屋さんで試飲販売をするならば
「ミディアム・シェリー」
を常温と冷蔵の2温度帯で提案してみては如何でしょうか?


私のこれまでの経験からも
初心者の方にはフィノよりも
アモンティリャードやオロロソの方が
反応がいいのです!


これを読んでシェリーを飲んでみようという方は、
透明系のマンサニージャやフィノではなく
茶色系のシェリーを
アモンティリャードAmontilladoや
オロロソOlorosoと
注文してみてください!


sherry