sherry museum

当館の研究員より某シェリーバーの報告が上がってきて
改めて思うところがあったのでちょっと書くことにします。

日本各地でシェリーを扱う店が店が増えてきているようです。
これは非常に歓迎すべき動きです。

ただ一方で
・シェリーを扱ってきた経験者が少ない
・ソムリエとバーテンダーの認識に差がある
・誤解が多いまま正しい情報に更新されていない
など、まだまだ課題は多いようです。

その中でも見直/再考して頂きたいのは
飲料温度に対する認識です。

【シェリー=冷蔵庫】は間違いです。

個人的には逆に聞きたいです。
そもそも、何故そう思ったのか?

恐らく殆どの場合が何も考えていないか、
悪い意味で純粋なのでしょう。

情報過多な昨今、情報や常識はまず疑うべきです。
それはこうして僕が流している情報でさえもです。

「信じる」のと、「疑う」のをバランスよく行って、
その誤差がない部分だけが真実なのです。

「オロロソが紹興酒に似ている」という認識があるのなら
紹興酒がどう販売されているかを再考し、
まずはオロロソを冷やすのをやめてみては如何でしょうか?