$Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-酒器

【酒器のある情景】展
六本木サントリー美術館
に行ってきました。

今回、面白かったのは
まず「リュトン」があったこと。
ギリシャの絵で見たことはあったのですが、
動く液体の演出が出来る器として非常に面白いです。

それと印象に残ったのは
「ガラス椀」
俗にカフェ・オ・レ・ボールは抹茶茶器が伝わってと言いますが、
元の元のルーツは、むしろ、このペルシャの椀なのではないかと・・・

それと初めてみた
「ダウメングラス」
個人的には樽の形に見えましたが、
そういう説明はありませんでしたw

話題にしやすい
「フリーメイソン文ゴブレット」は
展示の向きがあれで良かったのか?と思いました。。。
図録も正面のガーター勲章の部分がきていて
肝心のフリーメイソンのマークが見えない・・・

「ツイストステム」
「レース」
「ドラゴンステム」
は生命力表現の定番ですねw

それと面白かったのは
半真空形状の
「ダブル・ウォール・ゴブレット」

さらに17世紀ネーデルランドの
「フルート・グラス」
当時のワインをこれで飲んだらさぞ酸っぱいのでは?
と思いますが、砂糖を足していた可能性もありますね。。。

18世紀以降のグラスはまぁ
本当に芸術品ばかりで素晴らしい!
レプリカで十分なので欲しくなりますw

全体的にはもう少し解説が欲しかった気がしますが、
この手の展示はまたやるでしょうから、
次回に期待してw

でも楽しかったですヨw