$Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-kimono

元Y響のYさんにご紹介頂きすっかり仲良くなった
OさんとMさんが出られるコンサートで
なんと御歳90歳の
【スクロヴァチェフスキ氏】が
指揮されるというオーケストラのお誘いをいただき、
拝聴させていただくことになりました。

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場所は池袋の東京芸術劇場


一曲目は
スクロヴァチェフスキ氏作曲の
モダンで複雑な曲
「パッサカリア・イマジナリア」

もちろん初めて聞く曲でした。
全体的には映画音楽的な感じもあり、
個人的には昔映画にあった「ミクロの決死圏」の
物語を彷彿とさせるストーリー性があり、
出出しはまるでセラーからうやうやしく出された
香り高いオールド・シェリーが鼻をくすぐり、
唇を濡らし、口腔へ流れ、喉を、食堂を通り…
何故か、勝手にそんな想像しながら楽しく、
興味深く聞かせて頂きましたw

いずれにせよ非常にハードな曲で、
90歳を迎えたとは思えない活気あふれる指揮に
最後まで驚かされました。

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二曲目は
ブルクナーの交響曲第四番変ホ長調
「ロマンティック」

これは19世紀後半に
オルガン奏者ブルックナーによって書かれたものだそうですが、
時代がそうだったのか、これもなかなかハードな演奏でした。

恥ずかしながらこの曲のことも全く知りませんでしたが、
四部構成の中にイメージする世界観が面白くて、
一人で聞きながら自由にその世界観で楽しめましたw

中瀬イメージ:鳥ヴァージョン
第一部:
鴈が雄大に飛び自然環境を俯瞰的に観る感じ
第二部:
小鳥、または雛が小さく狭い環境で生き生きとしている感じ
第三部:
中型でやや活発な鳥が野に山にスピード感をもって飛び回り
ディスプレイしている感じ
第四部:
最後は白鳥のもつ雄大な世界観、全てにおいて大きな時間の流れ、
そして霧に消えていき、最後はそれが鳥瞰図的に。

中瀬イメージ:ワインヴァージョン
第一部:
ブルゴーニュの美味さや香り、存在感などが示される
第二部:
ロワール辺りの白ワイン、まだ名乗るほどでもなく、でも気軽に美味しい
第三部:
話題の若手醸造家が造るインパクトのあるワインとそのアピール
第四部:
やはり最後はボルドーの偉大さだろうと言わんばかりの世界観。。。

何でしょう、月一でやっているシェリー句会でもそうなんですが、
俳句を読んだ人と、選句して解釈した人の内容が違うのも面白いのと同じで、
言葉になっていない文、音楽にはそういった自由度がよりあるような気もします。

音楽が音楽的にどうかというのは、音楽をやっていない僕には出来ませんが、
自由な発想と感受で、自分がもった感想というのは遊びとして面白いと思いましたw

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演奏終了後は、
OさんとMさんにご一緒頂き、
会場下階にあるベルギー・ビール屋さんで、
飲みながら、かるくつまみながら、

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途中Yさんも参加して
感想や文化論や現状やこれからすべきことなど
色々話が出来て非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。

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涼しくなったので、
この日は久々に夫婦着物でお邪魔しました!w

ご紹介くださったYさん、
ご案内頂いたOさんMさん
ありがとうございました!!

また聞きに伺いたいと思います!!