$Sherry Museum館長[中瀬航也]のオフィシャル・ブログ-CD
中原めいこ/君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。

1984年
昭和59年


この年、中原めいこ・森雪之丞作詞、中原めいこ作曲の

【君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。】

カネボウ化粧品
「レディ80 ライトファンデーション」
の夏のキャンペーンソングとなり曲も大ヒット!


まずは御拝聴!



題名であり、サビでもある
『君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。』
はあまりにも有名だが、

冒頭の歌詞はこうなっていたのはお気付きだったろうか?

ドライなシェリー
ちょいと誘われて
灼けつく恋の
アペリティフ


【食前酒にドライ・シェリーを…】
というのが流行りつつあった時代だったのだ…

1984年とは、
飲食業界にとっても思い出深い年だった。

東京のニュー・オータニに「トゥール・ダルジャン」がオープン。
サントリーの「ピュア・モルト・ウイスキー山崎」が発売。
宝酒造の「タカラ缶チューハイ」が発売。
洋酒研究家の藤本義一氏が「とっておき ワインと洋酒の物語」を著。


1970年代からは、
じわじわとフランス料理が広がり始め、

フランス料理が何かも解っていないまま、
ヌーヴェル・キュジーヌなる新時代のフランス料理スタイルを称賛。

前年の1983年から連載が始まった
漫画「美味しんぼ」を競って読んでは、
美食の世界に憧れを抱き、
レストランでは、慣れない食前酒を注文…

「食前に僕はドライ・シェリーをお願いします…」
「君はミモザか、キールとか飲んでみる?」
なんて…


そして食後には銀座のバーへくりだし
藤本義一の本で仕込んだ酒ネタを肴に
食後酒を飲みながら彼女と夢を語ったものだった…

スピーカーからは、
フィル・コリンズとフィリップベイリーの
"Easy Lover"が・・・



イージーラヴァー
・・・
彼女は夢みたいな女さ
取っておきたいような夢なんだ
でも忘れな、お前さんにゃ手が届かない
もてあそばれて捨てられるのがおちさ
捨てられ、裏切られて・・・
忘れた方ががマシさ さもなきゃ後悔するぜ
・・・
忘れた方が身のためだぜ
君には縁のない女さ
君にぞっこんだと言うに決まってる
それも新しい恋人を見つけるまでのこと
忘れた方がいい、さもなきゃ後悔するぜ

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ちなみに翌1985年は
フランス・ワインの当たり年として今でも語られるが、
実はこの年に今や珍しくなくなった
第一回ソムリエ試験が実施された。

世の中もバブルまっしぐらw
シャンパンのドン・ペリニョンはドン・ペリと、
赤ワインのロマネ・コンティはロマ・コンと言われるように…w

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あれから、来年で30年・・・
僕は当時まだ未成年でしたw

貴方は何をしていましたか?
それとも、まだ生まれていませんでしたか?