刺すような冷たい風の日が続く中、
外に出ると、雲の無い快晴と、
ややぬるい風が首筋を通り過ぎました。
今日は仕事のお休み。
午後からは職場の会議、BB&Rの試飲会、
間があいて
「夜は恒例のシェリー句会」
です。
いつものことなのですが、
俳句がまだ出来ていなかったので、
ヒントを探しに散歩に出かけました。
住宅街を抜け、戸越公園に向かう途中、
大きな公園に出ました。
先日まで工事していた
「文庫の森公園が開園
していました。
かつて熊本藩主が所有し、三井の文庫書庫があった場所です。
今は品川区の所有。
植えられた新しい緑の可能性たちは、
まだその寒さから顔を出してはおらず、
公園内は一面土色…
時折通り過ぎるベビーカーだけが、
明るい色を振りまいています・・・
ということで戸越公園に向かいます・・・
戸越公園はさほど大きくないながらも、
池に散歩道に陽のあたる広場にと、
コンパクトにバランスのいい公園です。
池にはすごい数のオナガガモのつがい、
そして大量の鳩が餌のおこぼれを狙って首を振っています。。。
池の脇には眩しいばかりの菜の花が咲いていました。。。
公園の中ほどに目を向ければ梅が花がちらほら・・・
暖かい陽に当たってそんな光景を目にしていると、
なんとも気持ちがイイものです。。。
陽だまりの中、ふと通り過ぎる猫、、、
ゆっくり止まって欠伸・・・w
そこでこんな句を作りました。
「菜の花や 電文込める 想いかな」
これは今回、「文」を入れる縛りがあったので、
また両親がメールを使えない、などなどあって作りました。
句会では、お二人に選んで頂きましたが
「や」と「かな」は重ねて使わないという指導を、
また「想い」は「想ひ」とするよう助言がありました。
そしてもう一つ、
「春風や 猫の欠伸の 醸す香よ」
これもお二人に選んで頂き、一人には特選にして頂きました。
助言としては「醸す」という言葉が適切なのか?
また「欠伸の」ではなく「欠伸や」がイイとの事でした。
自解的にはゆっくり湧くように緑が伸びて行く様を、
酒の発酵の様子に見立てて醸すを使いたかったのですが…
季語を入れて17文字にまとめる・・・
いつも難しいですが、面白いし勉強になりますw
さて、来月にはもう少し暖かくなっていますでしょうかね。