工事中
イベリコ豚の秘密とスペイン生ハム
渡邊直人著
文芸社
スペイン食材の輸入会社を経験した渡邊さんの力作。
【JAMON】
ハモン
ハモンとはいわゆる生ハムのことです。
ハモンとはスペイン語の言い方です。
英語でハム、
イタリアではプロシュート、
フランスではジャンボン、
ドイツ語でシンケンなどと言われます。
ハモンとはラテン語で後脚を意味する言葉が由来です。
前脚でも生ハムは作りますがパレタと名前が変わります。
スペインのハモンは、
まず白豚か、黒豚(イベリコ)か、混血かに大別されます。
さらには熟成度、
それにイベリコに関しては餌の違いがそのグレードを決めます。
もちろん産地や会社、銘柄などの違いも大きく、
その値段は文字通りピンからキリまでです。
⇒カパ・ブランカ(白脚)
⇒ハモン・クラド(熟ハム)
⇒ハモン・セラーノ(高原ハム)
⇒ボデガ(8-12ヵ月)
⇒レセルヴァ(12-15ヶ月)
⇒グラン・レセルヴァまたはアニェホ(15ヶ月以上)
⇒カパ・ネグラ(黒脚)
⇒イベリコ・プロ(純血):5Jなど
⇒イベリコ(混血)
⇒セボ
⇒セボ・デ・カンポ
⇒ベジョータ(ドングリ)
<<コルタドール>>
生ハムを切る職人をコルタドールと言います。
正式にはコルタドール・デ・ハモン。
これには資格やコンテストもありますが、
資格がないと切れないという類のものではありません。
ただ豚や生ハムの知識、
カッティングの技術、サーヴ方法など、
プロならではの技術というものを高めるために
重要なものとなっています。
特に生ハムを売りにしているバルやレストラン、
もちろん肉屋などでも、
保存方法を含めた扱い方や、
いかに早く、いかに綺麗に、いかに美味しそうにプレゼンできるかで、
その美味しさは何倍にも変化していきます。
その為には勉強や練習、高い意識をもつことは重要です。
スペインの市場
アンダルシア産イベリコハム
マクシミリアーノ・ポルテス著
<コルタドールの教科書的存在>
⇒非売品だが、コルタドールの試験を受ける人は、
アンダルシア州政府にお願いして在庫があれば
もらえる可能性もある。
"Ham"
H. Kliczkowski著
写真は英語版
解説・カッティング写真・提供例などがありお勧め。
"Guia del Los Embutidos de Espana"
Rodrigo Mestre
スペイン各地のハムや豚肉加工品の写真つきガイド。
マドリッドの生ハム屋兼バル
*****
DVD
"5J"(シンコ・ホタス)で有名なSRC社の
豚・生ハム・カッティングのDVD
非売品だが輸入商社シンポフーズの
生ハム輸入担当者にお願いして在庫があれば
もらえる場合がある。
ハモンを切る技
非売品
**********